タオルドライ後はすぐにドライヤーするべき?

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タオルドライを一生懸命やったとしてもドライヤーは必須です!

シャンプーの後タオルで水分を取ることを、タオルドライと言います。
タオルドライの後、どうしていますか?
「ほとんど乾いているから、そのままにしている。」、「しっかりと乾かしたいから、すぐドライヤーをする。」などと意見が分かれるところですね。
本当のところドライヤーは、すぐにするべきなのでしょうか?

タオルドライ後の髪はどのような状態なのか

タオルドライをした後の髪は、キューティクルが開いた状態になっています。
「キューティクル」とは、髪の表面を覆っている薄い細胞です。とても薄く、ウロコ状になっているために、はがれやすい性質をもっています。
タオルドライ後の開いたキューティクルは、より傷つきやすくなっているのです。
また、しっかりとキューティクルで髪を保護できていないので、髪の内部まで外の刺激が伝わってしまいます。

髪の内部にある水分やたんぱく質が、キューティクルの隙間から流出する原因にもなります。
その結果、髪のパサつきとなって現れてしまうのです。

ドライヤーをすぐにするべきなのか

ではキューティクルはどうすれば、元の閉じた状態になるのでしょうか?
キューティクルは、「濡れると開く」という性質をもっています。元の状態に戻すのであれば、乾かせばいいのです。
つまり、ドライヤーを当てるのがベストでしょう。

キューティクルが開きっぱなしの状態を早く元に戻すためにも、タオルドライ直後のドライヤーをオススメします。
頭皮にとっても、すぐにドライヤーを当てた方がいいです。
タオルドライ後は頭皮も濡れています。頭皮は濡れた状態が続くと細菌が繁殖しやすくなるのです。細菌が増えると、ニオイやかゆみの原因となってしまいます。
ですので髪を乾かすときは、頭皮からしっかりと乾かすようにしましょう。

また、髪や頭皮の健康面だけでなく、すぐにドライヤーを当てることは、スタイリングのしやすさにもつながります。
髪が乾いてしまってからドライヤーでセットして、苦労したことはありませんか?
髪は乾くときの状態をキープしようとする、水素結合という性質があります。
乾いて水素結合してしまった髪をスタイリングするのは難しいものです。
タオルドライ後すぐの方が、時間も短縮できますよ。

以上のメリットを考えると、タオルドライ後はすぐにドライヤーをするべきですね。
ただ、ドライヤーの熱で髪にダメージを与えないように、しっかりとタオルドライをしてくださいね。