due

写真拡大 (全3枚)

スペイン・ガリシア地方を拠点とする老舗ドレスメーカーが手掛ける「D-due(デ・ドゥエ)」の日本初となる旗艦店が2月27日(土)青山にオープンする。

リアス式海岸の地形を活かしたスペイン北西にある小さな漁師町、ガリシア。ムール貝や蟹をはじめとする豊かな魚介、地元の人々に愛されるワイナリーの白ワインなど、海や山からの恩恵を授かった豊かな食文化が魅力の街だ。そこに暮らす人々は、独自の伝統を重んじ、自然と共に、豊かに、美しく生きることを理解し、気高い美意識を持っている。そんなガリシアという土地に根差しながら、世界に向けてコレクションを発表しているのが、D-dueのロサリオ・フロハンと、アルフレド・オルメドの2人のデザイナーだ。(写真右)

D-dueは、1969年にロサリオの母親が創業したドレスメーカーからスタートし、ハンドメイドの技術を得意とし、ディテールや刺繍など細部へのこだわりを大切にしているアトリエで、ロサリオが立ち上げたブランド。2004年にクリエイティブチームにアルフレドが就任し、よりコンセプトワークに専念したコレクションを発表するようになった。

D-dueは、コンセプトに特化したクチュール感のある服を中心としたcollection(コレクション)と、デザイナーが作成した「絵本」の物語を服で表現するLAB(ラブ)の2つのラインで構成されている。ペイントブラシ、スプレーペイント、原寸大のドローイング、シルクスクリーンペイントなど、生地をキャンパスに見立てて制作されているデザインは、ファインアートにより近いプロセスやテクニックで創作されている。文学、アート、グラフィックデザイン、建築、映画。彼らの目に映るものすべてがコレクションのテーマとなり得る。そして築き上げられたフィロソフィーがシーズン・コンセプトとして完成していく。

「服に直接絵を描く」ことに象徴されるアート性、上質な素材、熟練したパターンメイキングによる着心地の良さ。いずれもD-dueならではの強烈なアイデンティティーを宿し、シーズンごとに斬新に生まれ変わっていく。

旗艦店では、アパレルライン以外にも、アルフレド・オルメドによるアート作品や、デザイナーの審美眼でセレクトされたガリシア地方の工芸品、生活雑貨なども販売予定。シーズンごとに変わる斬新なコンセプトの元になったイメージモチーフなども展示される。

■D-due H.P.FRANCE
東京都港区北青山3-7-10
Tel:03-3409-0627
営業時間:11:00〜19:30
定休日:不定休、年末年始を除く
http://d-due.com/en/