一日何杯コーヒー飲んでる?○杯以上が健康と不健康の明暗を分ける「4、5杯がベスト」

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今や毎日の生活の中でカフェインがない生活なんて考えられない、という人多いですよね。コーヒーや、そのほかのカフェイン飲料というのは目を覚まさせる、脳をすっきりさせるという働きがあるということは知っている方も多いはず。

ほかにも、注意力や認知機能を低下させないように働きかけたり、睡眠不足による活動量や注意力の低下を回復させる働きがあります。ほかにも血糖値を安定させる、脂肪を燃焼させるなど、うれしい効果がたくさん。

カフェインは薬としても使われています。心臓を強くする強心剤や、頭の痛みをとる頭痛薬、神経を刺激する中枢神経刺激剤として使われているんですよ。
ただ、副作用としては、イライラ、不眠、不整脈、瞳孔拡大、めまい、しびれなどがあります。
重篤な場合には、カフェイン中毒にもなり、命にも影響することもあるので注意が必要。

だから摂(と)り過ぎは身体に良くないということがわかりますよね。

どのくらいが摂(と)り過ぎかというと・・・一度に10杯、1日で30杯近くものコーヒーを飲んだ場合に、このような副作用が発生しやすいと言われています。

なので、私飲みすぎかも、と心配になるであろうコーヒー1日5杯程度では心配ないんです。

むしろ、コーヒーを毎日5杯飲むと、死亡率が下がるということが、アメリカの研究でわかっています。

それは、「1日平均4−5杯のコーヒーを飲む人の死亡リスクが最も低く、1日1杯のみでも死亡率の低下を促す」というもの。

カフェインは、身体に摂(と)り入れてから約30分後にその働きが活性化されます。だから、会議や打ち合わせがある時は、30分前にコーヒーなどを飲んでおくと、目も頭もすっきりした状態で臨むことができますよ。

反対に、寝る前のカフェインは避けた方がいいでしょう。目がさえて寝付きが悪くなってしまいます。

カフェインの作用は、4時間から、長い人では10時間近く続く人もいるほど。寝付きが悪いときには、午後はカフェインの入った飲み物や食べ物は避けた方がいいでしょう。

カフェインは、紅茶やほうじ茶、煎茶(せんちゃ)にも入っていて、実はコーヒーよりも玉露の方が倍以上多く含まれているんです。ほかにも、カフェインには胃酸分泌促進作用があるので、胃が弱い人や、胃酸過多、胃潰瘍(かいよう)など胃の調子が悪い時は避けて。お水や麦茶やルイボスティーなどのカフェインが入っていない飲み物にしたほうがよいかもしれませんね。