LINE危険まとめ

すっかりコミュニケーションツールの定番となった『LINE』。利用者が増える一方で、やっかいな問題も起きています。そこで、これまでAppWomanが紹介してきた中から、特に注意しておきたい問題点をピックアップしてみました。自分や周りの友だちに迷惑をかけないためにも、LINEの危険性とその対策について知っておきましょう。

■危険性1:設定次第では知らない人ともつながってしまうかも!?

LINEの友だちリストに見知らぬ名前が並び、驚いた経験はありませんか?面識のない人とのつながりは、個人情報漏えいやプライバシー侵害の原因になりかねません。設定を再確認し、余計なつながりをシャットアウトしましょう。

<対策1>これからLINEデビューする人は、登録時に電話帳を送信しない

電話帳にLINEアカウントを知られたくない人がいる場合は、インストール時「アドレス帳を送信しない」を選択しましょう。登録後であれば電話帳はいつでも送信できます。

<対策2>「友だち自動追加」「友だちへの追加を許可」をオフにする

実際の知り合いなら、この機能がなくても「ふるふる」などでお互いのアカウントを知らせる機会があるはずです。ぜひ設定を見直してみてください。

<対策3>「IDの検索を許可」をオフにする

念には念を押してこの機能もオフに。アカウントを誤ってネット上に公開してしまったドジっ子さんも、この機能をオフにすることで検索されても見つからずにすみます。

参考:「これ誰!? LINEに覚えのない人が出る怖さと対策法

■危険性2:出会い系サイト/アプリによる被害が多発

見ず知らずの人と連絡をとることでトラブルに巻き込まれてしまう事例が、特に青少年の間で多発しています。今月には女子中学生が「美人局」で逮捕された事件も起きており、規制の強化が急がれています。

危険な人の特徴は、「個人情報をしつこく聞いてくる」「Hな話をしてくる」「好意を寄せてくる」など。アプリでのやりとりに慣れていない人にとっては、判別が難しい場合もあると思います。

<対策>もし怪しい人からの接触があれば、かたっぱしからブロックです!

*ひとりずつブロックしたい場合・・・【友だち】→ブロックしたい人をフリック→表示された【ブロック】をタップ

*数人をまとめてブロックしたい場合・・・【友だち】→【編集】→ブロックしたい友だちの左側の○にチェックを入れる→【ブロック】をタップ

「せっかく仲良くなったのに申し訳ないな」「ブロックしたらかわいそう・・・」なんて同情は一切不要です。被害を拡大させないためにも、シビアな心で対応しましょう。

参考:「知っておいて損はない!LINE友達ブロックの仕組み」、「LINE トラブル事例と、すぐにブロックすべき「危険な人の特徴」を公表」ではより詳しい特徴を掲載しています。

■危険性3:LINEを使ったストーカー被害にも気を付けて!

昨年秋にはついにLINEによるストーカー事件が起こり、28歳男性が逮捕されました。ひとごとのようにも思えますが、実は気づかないうちに自分が加害者になっている可能性もあるとか!

「友だちの友だちにまでつながりを広げている」「相手から返事がないと心配で一方的にメッセージを送ってしまう」これらに心当たりのある人は、もしかしたら相手からストーカー認定されてしまうかも!?LINEに限らず、自分のネット行動は定期的に見直したいものです。

LINEストーカー事件発生!ネットストーカーあなたは大丈夫?」では、ネットストーカーになりやすいタイプを紹介しています。

■LINEがなくなっても友人はなくならない

LINEに悩まされることがあれば、思い切って退会するのもひとつの方法です。LINEがなくても友だちと連絡は取れますし、それで交友がなくなってしまうのなら本当の友だちとは言えないですよね。いざという時のために退会方法を知っておきましょう。

一般的なアプリと異なり、LINEなどの無料通話アプリでは、データがサーバーに残ってしまわないよう、退会手続きしたのちにアプリを削除する必要があります。【その他】→【設定】→【プロフィール】→【アカウント削除】をタップで退会できます。

他の無料通話アプリの退会方法については「知らないとヤバイ!『カカオトーク』『LINE』『comm』の退会方法」でどうぞ。

なんだかLINEを恐ろしい犯罪ツールのように紹介してしまいましたが、正しい設定と使い方を知っていれば楽しくて便利なアプリです。うまく使いこなして快適なコミュニケーションを目指しましょう!

(ライター:らいら