関西人が「なんやねん東京」と思っていること・6選

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首都・東京。経済の中心、流行の発信地など様々な肩書きがつきますが、そんな東京と比較されがちなのが関西です。特に、大阪や京都は普段から注目されることも多いからか、東京に対してライバル心を持っていたり、妙に貶していたりと、あまり友好的でない人も多いのが現実。

そこで今回は、関西人が東京に対して「なんやねんな!」と思っていることをご紹介します。

■1.ほんまに楽しいと思ってるん?

関西弁は、東京の人が聞くと訛って聞こえますが、関西人は自分たちが訛っているという意識はありません。むしろ東京の人が話す「共通語」がダルそうで抑揚もなく、味気なく聞こえます。「それ超おもしろいねー」と言われても「ほんまに面白いと思てんの」と感じます。

また、共通語でちょっとキツめのことを言われると、「え・・・怒られてる?注意されてる?それともボケ?」と迷ってしまいます。関西でなら抑揚で判断していた部分も、共通語だとイマイチ分からないのです。関西人からすれば、共通語は全然楽しそうに聞こえません。

■2.別に深い意味はないねん!

非常に凡庸性が高い関西弁ワード「せやな」「しらんけど」「なんや」。この3つは様々な意味、シーンで使われており、あまり人の話を聞いていなくても相槌が打てたり、「〇〇やで!いやほんまに!」と好き勝手に情報を振りまいたあとに責任逃れをしたり、発音と文脈で様々な使い方があったりと非常に便利です。

この「3種の神器」はいつでも使える、つまり逆に言えば、深い意味のない言葉でもあります。そのため関西人は、何気なく使った「しらんけど」に対して東京の人に「えっ知らないの?」と普通に返されると、地元ならスルーされてきていただけに、「えっ、あっ、ごめん…」と戸惑います。

■3.オチないんかい!

通常のテンションで始まった会話でも最後にはオチが用意されているのが関西人の日常会話。「オチを付ける」という事は幼い頃から染み付いてきた習慣です。仲良くなってからならまだしも、まだ浅い関係でオチのない話を繰り返す男性は関西でなら確実にモテません。

そのため関西人は、相手が東京の人であっても、オチのない話をされると「うん、で?」「なにそれ報告?」と思ってしまいます。

■4.関西弁=面白いヤツちゃう

関西人は、基本的に関西弁を治そうとはしません。もちろん東京の人と話すときも関西弁で堂々としています。ですが、東京の人は関西弁の人=おもしろいと思いがち。

関西弁でうっかり目の前でノリツッコミなんて一度してしまえば「うわー!やっぱり関西の人だねー!」という重すぎる期待。関西弁=面白いではありません。笑いに対してひたむきな人が多いだけです。その期待、プレッシャーです!

■5.え、よしもとやってんへんの?

土曜日はテレビでよしもと新喜劇を見ながらお昼を食べる。これが関西の小学生のスタイルです。ですが、あの番組も東京では放送されていません。東京の小学生はパチパチパンチも「許してやったらどうや」も知りません。

「一体何見て過ごしてるん?」というのが関西人の素朴な疑問です。ちなみに関西人なら歌わずにはいられない、関西電気保安協会、奈良健康ランド、ホテルニューアワジ・・・、あれらのCMも当然ながら東京では放送されていません。

■6.東京か関西か?比べるもんちゃう!

経済の中心。流行の中心。それが東京です。有名企業の本社はだいたい東京にあるし、有名イベントも東京で開催されます。海外から日本に初出店!となればやはり大抵が東京になります。

でも、関西人はその独自の文化にありえないほどの自信と誇りをもっています。大阪はその独自の文化や他府県からの「面白い人、明るい人」という評価を誇りに思っていますし、京都は自分たちの街こそ都、日本で一番大事な街だと思っています。勝つというよりも東京とは比べ物にならない「オンリーワン」という誇りがあります。

■おわりに

いかがでしたか?関西人は地元愛ゆえに東京を毛嫌いする人もいますが、東京に出てくれば彼らは右も左もわからない田舎者。東京人も優しくしてあげてください。そして関西人も、もう少し歩み寄る努力をしましょう。

(吉沢みう/ハウコレ)