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19世紀末、パリのモンマルトル界隈はブルジョワ階級の人々が娯楽を求めてやってくる一大歓楽街だった。夜な夜な劇場に集う人々や、踊り子、歌手などを簡潔な線描と大胆な構図で描いた天才画家トゥールーズ=ロートレックの絵からは、そんな当時のパリの様子がまざまざと伝わってくる。

写真:宮崎ハマユウポークのとろとろ煮、ジンジャー風味三色野菜のニョッキ

10月13日から12月25日にかけて、モンマルトルを華やかに書き出した彼の代表的なポスターや、リトグラフを紹介する展示「トゥールーズ=ロートレック展」が三菱一号館美術館にて開催される。これに合わせ、10月17日から30日までの期間、丸ビル1F丸の内カフェeaseには、ロートレックにちなんだカフェ「ロートレックカフェ」がオープン。期間中には、美食家としても知られるロートレックの書き記したレシピを、日本の旬の食材を加えて再現した新しい一皿が味わえる。三菱地所がかねてから進めてきた食育プロジェクト、「食育丸の内」の一環として服部幸應氏を会長に立ち上がった「丸の内シェフズクラブ」のシェフ4人が週替わりで2名ずつプロデュースしたメニューが登場する。



写真:左より、東京・寺島なすのこだわりミートグラタン、甘酸っぱいトマトソース、伊豆・天城あまごのしっとり焼き、本わさび入りクリームソース、三重・伊賀米のバレンシア風ライス(魚介と鶏肉の具だくさんパエリヤ)

第一弾は、10月17日〜23日まで。「mikuni MARUNOUCHI」オーナーの三國清三氏による「東京・寺島なすのこだわりミートグラタン、甘酸っぱいトマトソース」に、「FRENCH DINING RESTAURANT igrEk MARUNOUCHI」総料理長、山口浩氏の「伊豆・天城あまごのしっとり焼き、本わさび入りクリームソース」が登場。第二弾の10月24日〜30日にかけては、「レストラン・モナリザ」オーナーシェフ河野透氏の「宮崎ハマユウポークのとろとろ煮、ジンジャー風味三色野菜のニョッキ」と、「LE REMOS」オーナーシェフ、柳舘功氏による「三重・伊賀米のバレンシア風ライス(魚介と鶏肉の具だくさんパエリヤ)」が登場する。これだけでも充分豪勢なのに、アイス・サラダ・ドリンクもセットとなって1,000円というのも嬉しい。

芸術の秋に、食欲の秋…。贅沢な料理に舌鼓を打ちながら、食と芸術の美味しい関係について考えてみてはいかが。

トゥールーズ=ロートレック展
日程:10月13日(木)〜12月25日(日)
場所:三菱一号館美術館

丸の内シェフズクラブプロデュース シェフズランチ企画 第6回
「〜ようこそロートレックの食卓へ〜秋の実りたっぷりセ・ボンな贅沢ランチ」
日程:10月17日(月)〜10月30日(日)11:30〜14:00(ランチタイムのみ提供)
場所:丸ビル1F カフェease
価格:1,000円(サラダ・デザート・ドリンク付/税込)

■お問い合わせ:丸の内コールセンター Tel:03-5218-5100(11:00〜21:00)

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