今回のアンケートは、経済学部、文芸学部、理工学部など9学部を擁する、近畿大学東大阪キャンパスで行いました!

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“関西人のリアル”を、アンケート取材を通じてリサーチする連載コーナー。今回は近畿大学に協力をいただき、大学生の「バレンタイン」事情に迫る!

バレンタインデーでのチョコのやり取り、予算、選び方などを答えていただいた。以下で結果について解説!

近年、盛り上がりを見せているイベントに「ハロウィン」があるが、以前からすっかりおなじみの外国発祥文化のひとつと言えば「バレンタインデー」。学生時代にチョコレートを渡したりもらったりと、甘いあるいはちょっぴりビターな思い出がある方も少なくないのではないだろうか。

そんなバレンタインは、今の若者たちの間でどのようなポジションのイベントなのか。それを探るべく、今回は関西随一の規模を誇る総合大学・近畿大学の東大阪キャンパスにてアンケート取材を実施した! そこから見えてきた大学生のバレンタイン事情とは?

■ バレンタインにチョコを渡す?もらう?

まず、チョコレートなどを渡すつもりがある、あるいはもらえそうだと答えた学生は全体の54%。「もらえそう」というのは、少し不確定な部分が多いものの、全体の半数以上は、チョコなどをあげたり、もらったりするようだ。「わからない」と回答した方も多かったので、実際はもう少しやり取りがあるのかもしれない。

■ だれに渡す?もらう?

渡すつもり、あるいはもらえそうと回答した方には、それぞれ、だれに渡す(もらう)のかを答えてもらった。だれに渡すかは「恋人」と「友人」がほぼ同数、だれにもらえそうかは「友人」が「恋人」より若干多めという結果になった。また「家族」に渡す(もらう)という回答も少なくない。“恋人の日”とも言われるバレンタインだが、この結果を見ると恋人を含む「親しい人」にチョコなどをプレゼントするイベントと言えそうだ。

■ チョコの予算は?

そして、渡すつもりと答えた方には、チョコを買うときの予算も聞いてみた。もっとも多かったのは、1000円台あるいは2000円台だったが、3000円以上との回答も25%ある。また、渡す相手別に予算を分ける傾向はあまりなく、恋人にも友人にも大体同じ金額のものをチョイスするようだ。予算については回答数が少なかったため、一概には言えないものの、やはりバレンタインは親しい人に贈り物をする日、と捉えられているのかも?

■ チョコを選ぶ基準は?

また、チョコを選ぶときに注目するポイントを聞いたところ、80%以上が「見た目」あるいは「値段」と回答した。「ブランド」は10%以下だが、一方で5人ほどから「GODIVA(ゴディバ)」の名を聞いており、現在の学生間でもやはり知名度は高いようだ。

その他、バレンタインの思い出なども答えていただいたので紹介しよう。渡す方からは「チョコを湯せんしていたら、お湯が入ってしまった」(aynさん/文芸学部1回生/女性)、「べっ甲あめを作ろうとしていて、鍋で砂糖を溶かしていたら、いつの間にか大量の砂糖に戻った」(はやちさん/総合社会学部1回生/女性)など、作るときの失敗エピソードが寄せられた。また、もらう立場からは「もらったチョコを兄に全部食べられた」(IKEAさん/経済学部3回生/男性)、「バレンタインデー1週間前に彼女に振られた」(むろひさん/経済学部4回生/男性)など、ちょっと残念な話も。

全体的に甘い思い出より苦いエピソードを記憶している人が多いようだが、チョコも苦味が大切なように、ビターな思い出も人生を彩る大切な1ページなのかもしれない。(関西ウォーカー・三好悠太)