年が明けて初売りが終わるとバーゲンに突入。一気に売場は春物がラインアップするわけですが、正直なところ、寒さが本格化するのはこれから。本気の寒さ対策が必要になってきます。とはいえ、何枚も重ね着して着ぶくれしてしまっては、せっかくのオシャレも台無し。かと言って寒さを我慢すれば、体が冷えるだけでなく、筋肉も表情もこわばってしまいます。

おすすめなのは、肌着で温かさをキープし、すっきり見せること。以前にも書かせていただきましたが、日本の機能素材は世界トップレベル。「薄くてあったか」を叶える肌着は、各ブランドからバラエティ豊富に揃っています。中でも、「うち一番のあったか肌着はコレ!」というイチオシを集めてみました。

極寒の環境下向けに作られた超極暖ヒートテック

ヒートテック ウルトラウォーム(超極暖)クルーネックT 1990円、レギンス1990円/ユニクロ

「ユニクロ史上最も温かいヒートテック」として12月19日に登場した、この製品。「氷点下など極寒環境に最適」というだけあり、通常のヒートテックの約2.25倍(ヒートテック エクストラウォームの約1.5倍)の暖かさ。長い起毛で保温性をアップさせているため、生地自体が分厚いのですが、これ1枚で十分暖かいから何枚も重ね着する必要がなく、よって動きも軽快。冬の屋外スポーツにも絶えられる防寒性ですが、真冬のヨーロッパなど寒い地域への旅行にもオススメ。

メッシュなのにあったか! ヒミツは通気性と暖かさの両立

あたたメッシュ(8分袖)3900円〜/ワコール

5分袖3800円〜、ひざ上丈ボトム 3400円〜、足首丈ボトム4100円〜

“メッシュ”と聞くと、穴が空いた涼しげな素材をイメージするかと思いますが、このメッシュ素材は、肌側に細やかな起毛をプラス。断熱性に優れた「空気」をたっぷり含むことで暖かくなるという仕組み。通気性があるからムレにくいという利点もある、優れモノ。「軽いけれど、しっかり暖かい」を実感できます。

愛され続けて30年、遠赤外線放射のロングセラー肌着

うるおいセラテック(8分袖)3300円〜、ボトム(9分丈)3500円〜/トリンプ・インターナショナル・ジャパン

「うるおいセラテック」に使用されているのは、セラミック(陶磁器)の粉。遠赤外線放射機能をより高めた特殊な技術で作られたセラミックの微粒子を生地に練り込むことで、暖かさを向上させています。肌側は綿100%になっているので肌あたりも優しく、保湿加工を加えているため着心地もしっとりソフト。5分丈ボトムや腹巻など展開アイテムも豊富です。

とにかくあったかい、さらにの〜びのび!

ホットマジック 寒さ知らず 8分丈インナー 2300円〜、ハイネック長袖Tシャツ 2300円〜/グンゼ

「ホットマジック」は「あったかさ+機能性」がコンセプト。その中で寒さ対策を第一に開発されたのが、この「寒さ知らず」です。タテ×ヨコにしっかり伸びるスーパーストレッチと、厚手の吸湿発熱素材に裏起毛加工をプラス。暖かいのに衣服内のムレは逃すから、いつも快適というわけです。首周りを温める、ハイネックがあるのは嬉しいですね。

暖かさはもちろん、可愛らしさも必須! そんな欲張りさんに

裏面接結インナー 9900円、カルソン 9900円/キッドブルー

大人の可愛らしさが人気の「キッドブルー」の肌着は、縁にレースをあしらってちょっと甘く優しげ。表面はアクリル、肌側は綿×ナイロンの接結素材で、肌のループが肌に触れて柔らかです。ロングカルソンはお部屋で過ごすときの、リラクシングアイテムにもぴったり。

3月頃になると、気分は春。冬のコートは脱ぎ捨てたいのに、まだまだ肌寒い……そんな時も、今回ご紹介したようなあったか肌着が大活躍します。肌着を上手に選んでお洒落を楽しみつつ、春に向けて楽しい楽しみをたくさん見つけてくださいね。

(川原好恵)