生活が乱れるから太る!飲み会続きでもスリムになっていく生活習慣とは?

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飲み会続きだと帰宅が遅く睡眠不足になったり、食事を抜いたり、と生活が乱れがちに。ダイエットコーチのEICOさんによると、「睡眠時間が4時間以下の人は7〜9時間寝る人に比べて肥満になりやすいという調査結果があるほど、睡眠不足と太りやすさは関係しています」

脳がコントロールしている自律神経には、体を活動モードにする交感神経と休息モードにする副交感神経があり、必要に応じてこれを切り替えることで体の機能を調整しているのだとか。

「そもそも自律神経は朝から日中にかけて優位に働くことで、心拍数が増えて血管が収縮し、体を活発に活動させています。睡眠不足ということは、本来、交感神経の働きが弱くなっているべき時間に活発に働いていることに。そうなると、胃腸の働きが抑制されるのです」(同)

交感神経と逆の働きをする副交感神経は、夕方から夜間に優位に働くもの。その間胃や腸など消化器系の動きが活発になり栄養の吸収や老廃物の排出が進み、代謝機能が活性化する。つまり、夜更かしをして夜間に副交感神経が働かないと胃や腸が効率的に働かないため、脂肪が消費されないまま、体に溜め込まれやすくなるのだとか。

「さらに寝ている間も代謝をくり返し、体内に蓄えられたブドウ糖や脂肪をエネルギー源として使っています。ブドウ糖や脂肪をエネルギーに変換しているのが“コルチゾール”というホルモン。しかし寝ていないとコルチゾールが分泌されず、脂肪が燃焼されないのです。最低でも6時間程度の睡眠を確保すると、脂肪が燃焼されやすく太らずにすみます」(同)

また、飲み会でお酒を飲んだり、塩分が多いおつまみを食べると、翌日は脚がむくみがちになったり、内臓を酷使するために代謝機能が落ちてしまったりして、ダイエット的には嬉しくない結果に。これを避けるためには、翌朝に入浴するのがおすすめとか。

「シャワーではなくお風呂で入浴をすると、腹囲だと3〜5cm、ふくらはぎだと1cmほど縮むくらいの水圧がかかるので、血流がよくなり、むくみ解消につながります。特に38〜40℃のお湯に30分ほど浸かると、副交感神経が優位になって代謝がアップします」(同)

また、食事の間隔が6時間以上あくと、体がエネルギー不足と判断するため、取り入れた栄養が体脂肪になりやすいとか。そのため、食欲がなくても朝はなにかしら胃腸に入れて。入浴と朝食のルールを守ることで、ダイエットを続けつつ、楽しんで。

ダイエットコーチEICO
ダイエットコーチ。ダイエットサロン桜梅桃李主宰。1年でトータル20kg減を達成し準ミス日本を受賞。これまで700人以上にマンツーマンダイエットを指導。サロンでは「リバウンド率ゼロ」をキャッチコピーに徹底的なカウンセリング、生活スタイル、運動経験、体質などを分析し最適で最短なダイエット方法を指導している。著書に『リバウンドを20回以上くり返した私が最後のダイエットで20キロやせました』(主婦の友社)など。