日本を代表するコンテンポラリーダンサー・黒田育世さん。美しく躍動的なだけでなく、切なさや熱情、ときに痛々しいほどの激しさを交えた身体表現は、観客の心を直接揺さぶるようなエネルギーに満ちている。その黒田さんの過去の名作が、新たな才能を得て再演に。波と画家の男の出会いと別れを描いた短編小説に着想を得た『波と暮らして』は、元宝塚歌劇団の柚希礼音さんが?ある男?を、?波?を黒田作品経験者であるダンサーの加賀谷