読めそうで読めない、書けそうで書けない二字熟語1位「頌春」

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今や文章は手書きでなく、パソコンや携帯電話を使うのが主流。いざ入力しようとしても読めそうで読めない熟語がある一方、書けそうで書けない熟語も結構ありますよね。そこで、読者665名に読めそうで読めない、書けそうで書けない二字熟語を聞きました。

Q.読めそうで読めない、書けそうで書けない二字熟語を教えてください(複数回答)
1位 頌春 しょうしゅん 52.6%
2位 齷齪 あくせく 48.4%
3位 只管 ひたすら 47.2%
4位 誣告 ぶこく 43.6%
5位 吝嗇 りんしょく 41.0%

■頌春 しょうしゅん
・「年賀状でよく見るけど、毎年読み間違うので」(25歳女性/ 学校・教育関連)
・「パソコンと携帯のおかげで、ますます漢字が書けなくなっているから」(30歳男性/食品・飲料/技術職)
・「頌春は、年賀状で見ているが、いままで読み仮名を調べようとしたことがありませんでした」(53歳男性/電機/技術職)

■齷齪 あくせく
・「読めなくて、うやむやにしてごまかしたことがある」(31歳男性/情報・IT/技術職)
・「書きたくても書く気が起きない」(34歳男性/情報・IT/技術職)
・「ひらがな表記しかみたことがない」(27歳女/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)

■只管 ひたすら
・「初めて知った……今度から書いてみようと思う」(29歳女性/学校・教育関連/専門職)
・「初めて見た。書けないし、読めない。漢字があると思わなかった」(44歳男性/電機/技術職)
・「手書きなら、別の表現を考えてしまう」(40歳男性/ホテル・旅行・アミューズメント/技術職)

■誣告 ぶこく
・「誣告は意味がわかりません」(37歳女性/マスコミ・広告/クリエイティブ職)
・「いまだに読めない&かけない字が多いなあ、と反省しました」(30歳女性/情報・IT/事務系専門職)
・「意味すらよくわかっていないので、どんなイメージの漢字かもわからないものが多いです」(24歳女性/機械・精密機器/事務系専門職)

■吝嗇 りんしょく
・「読めないどころか、答えを聞いても初めて聞いた言葉でわかりません」(32歳女性/不動産/事務系専門職)
・「意味もわからないし、使い方もわからない」(27歳女性/団体・公益法人・官公庁/技術職)
・「書き方がわからないと読みにくい」(27歳男性/医療・福祉)

■番外編:よく会話に出てくる言葉なのですが……
・欠伸 あくび「どうしてこれが『あくび』なのか? 理由を調べてみます」(41歳男性/ソフトウェア/営業職)
・忌憚 きたん「忌憚ないご意見をよろしくお願いします。ということが多いのですが、あまり書くことはないからです」(27歳女性/学校・教育関連)
・辛辣 しんらつ「しんれつだと思っていたため」(26歳男性/運輸・倉庫/事務系専門職)

●総評
「頌春」が1位の座を獲得。「頌」の「公」の部分から、「こうしゅん」と読んでしまう人が多いようです。意味は新春を褒めたたえること。半数以上の支持を集めたのは、年賀状シーズンだからでしょうか。

2位は「齷齪」でした。読めない、書けない、見たことないというコメントが多数。3位は「只管」です。まさか漢字があったなんて、と驚いた人が多かったようです。漢字変換すると、ちゃんと出てきますね。

4位は「誣告」がランクインしました。故意に事実を偽って告げる、他人を陥れることを目的に訴えるという意味。たまにニュースで「誣告罪」というのを耳にしたことがある程度かも。5位「吝嗇」は、いわゆるケチのこと。

「吝」という字に物惜しみするという意味があるようです。
(文・OFFICE-SANGA 花澤和夫)

調査時期:2013年11月23日〜2013年11月29日
マイナビウーマン調べ
調査数:男性256名、女性409名
調査方法:インターネットログイン式アンケート