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映画監督のスティーヴン・スピルバーグ(Steven Spielberg)は現在、最新監督作『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』のプロモーションで各地を訪れている。家族向けのこの映画への反応を確かめるため、スピルバーグ監督はまずたくさんいる自身の子どもたちの意見を参考にしたようだ。

子どもたちは幼い頃、原作漫画「タンタンの冒険旅行」シリーズが大好きだっただけに、一般の観客を満足させるためには、まず自分の子どもたちを感動させる必要があったと考えていた。

「子どもたちがタンタンのファンなんだ。私が最初にこの本に出会ったのは1981年で、長男のマックス(Max)は1985年に生まれた」とスピルバーグは英The Sun紙とのインタビューで語っている。「子どもたちはみんなそれを読んで大きくなった。英語版が出版されていたイギリスで本を買って、夢中になっていたよ」

「その子どもたちが最初にこの映画を観て、とても楽しんでくれたんだ」

『タンタンの冒険』は先週末、ロンドンのレスター・スクエアでイギリスプレミアを飾った。同作はベルギーの漫画家エルジェ(Herge)による『タンタンの冒険』シリーズのうち、3話を原作としている。ピーター・ジャクソン(Peter Jackson)がプロデューサーを務め、スティーヴン・モファット(Steven Moffat)が脚本を手がけている。同作は革新的な3DCGアニメーション技術を誇る。役者の動きをデジタル撮影し、アニメーション映像として再現している。

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