継母からの虐待…“顔”が変わる「やべえ女」から小田切ヒロが得たもの。自己肯定感は低くていいと話すわけ
メイクアップバトル番組『ビューティバトルロワイヤル』(Amazon Prime Videoにて独占配信中)でチェアマンを務めている小田切さんが、メイクの力に気づいた瞬間とは。
--小田切さんは、5歳での実母との別れや、継母からの虐待についてなど、大変な家庭環境で育ったことを告白されています。その経験が、今の美容という仕事に繋がる部分はありますか?
小田切ヒロさん(以下、小田切):たくさんあります。むしろその過去があったからこそ今の私がいます。私の、人のコンプレックスをプラスにしたり魅力を最大限に引き出すスキルというのは、私自身の幼少期の辛い過去から繋がっています。
--辛い経験から繋がっている……。
小田切:メイクというのは、自分を肯定することもできれば、隠すこともできるものです。手段として生かしたり輝かせるメイクもできれば、嫌なものを全部隠すこともできる。それは、私の幼少期の毒親がやっていた術なんです。表向きの顔、家の中での顔、いろんな顔をメイクで作っていました。私はそれを陰から、隙間からずっと見ていました。
◆病んでいた時、「ラメ」で心がふわっと高揚した
--そこから何かを感じ取ったのでしょうか。
小田切:この女はやべえな、と思っていました。それを見たことで「こうなりたい」と思ったわけではなく、ただただ、メイクにはこんな力があるんだなと。
--そのメイクの力に、ご自身で改めて気づいた瞬間はありますか?
小田切:自分の心がすごく病んでいて、本当に行き場を失っていた時に、自分の顔にラメをつけたんです。そしたらふわっと心が高揚して、キラキラして。とてもキレイでずっと鏡を見ていました。メイクというのは、この気持ちをうまく利用するんだと気づいた時に、「すごいかも」とハッとしたんです。
◆「自己肯定感を高める」なんて、簡単なことじゃない
--ここ数年「自己肯定感」という言葉も、耳にするようになりました。
小田切:自己肯定感なんて上等なもの。自分を肯定するなんて、そんな簡単なことじゃないんですよ。自己肯定感なんて低いところがベースなのが当たり前で、世の中の人みんなそこにいるんです。

