あと、ネットの影響もあります。『ねこぢるうどん』というパソコンゲームで、もともとは漫画なんですが、私はゲームだけやってました。猫が、豚を虐げてトンカツにしたりするんですが、このゲームばかり狂ったようにやってました。

 ある人気イラストレーターの方が制作された3Dアニメも好きで、小学生の頃に動画サイトで何度も見ていました。ちょっと怖い内容で、昔からおどろおどろしい雰囲気に惹かれるんだと思います。

――絵本では、好きな作品はありましたか?

まめきち:『魔女図鑑 魔女になるための11のレッスン』(マルカム バード・著、岡部史・翻訳/金の星社)です。魔女に関する設定が細かくて、世界観が作り上げられているんです。魔女のゼリーの作り方とかも載ってて、子どもの頃はこの絵本をずっと読んでました。

◆「創作は、素通りされると思っていた」

――『メロとタビ』は、初版8万部と大ヒットしていますが、実感はありますか?

まめきち:ありがとうって思いました。

――印象に残った読者の反応はありますか?

まめきち:あったんですけど、ド忘れしちゃいました。でも、サイン会で読者の人と話して、「ああ、ここが好きなんだ」って思ったことは覚えてます。

『まめきちまめこのニートな生活』ではなく、『メロとタビ』から私のことを知ってくれた人がいて、それはめっちゃ嬉しかったです。

 エッセイ漫画って、けっこうみんな見てくれることが多いんですけど、創作は素通りされるなって思ってたんです。でも、これだけの人が見てハマってくれて、サイン会まで来てくれる人がいるというのが嬉しいなと思いました。

――今後、描いてみたい『メロとタビ』のエピソードはありますか?

まめきち:一生懸命生きてる猫たちの姿を描けたらいいなと思ってます。幸せな部分だけじゃなくて、現実的な部分とか。暗くなっちゃうし、そういうのはあまり求められてないというのは分かるので、ほのぼのした話もありつつ、たまに現実的な話も描きたいなと思います。

 話が溜まったら2巻目も出したいですね。今回の表紙が春なので、次は夏で、春夏秋冬が揃ったらちょうどいいかなって思ってます。

<取材・文/都田ミツコ>

【都田ミツコ】
ライター、編集者。1982年生まれ。編集プロダクション勤務を経てフリーランスに。主に子育て、教育、女性のキャリア、などをテーマに企業や専門家、著名人インタビューを行う。「日経xwoman」「女子SPA!」「東洋経済オンライン」などで執筆。