授乳室は休憩する場所じゃない…トラブルは”あるある”？ 長電話を止めない女性に「驚くしかなかった」
■突然の出来事で困惑「入る部屋を間違えたのかと心配にもなりました」
授乳中の子どもを連れて友人とショッピングモールを訪れていた、わたすさん。話し声が聞こえ、恐る恐るカーテンを開けて確認をすると、電話中の女性とバッチリ目が合ったものの、すぐに「シャッ！」っとカーテンを閉められてしまった。何が起こったのか処理しきれず「授乳終わったのかな…子どもはいなかったよね？ どうしたらいいの…」と考えを巡らせたが、その女性は「おばさんがめっちゃ見てきた。電話聞かれてて最悪」と話し続けた。
ーー本来の目的と異なる利用は、よく授乳室や多目的トイレでも見られると思います。実際に遭遇してみて、どのような感情を抱きましたか？
「驚きました。怒りや悲しみではなく突然のこと過ぎて『え？…え…？…ぇえーーーーーーー！？』しか思わなかったです（笑）。初めは私が入る部屋を間違えたのかと心配にもなりました」
ーー目が合ったのにカーテンを閉められたこと、「おばさんが見てきた…」と会話を続けていたこと、授乳室で話し込むのに罪悪感を抱いていない様子も見られました。わたすさんがもっともあり得ないと思ったのはどんなところですか？
「私のことを”おばさん”と言ったことですね！ 当時は20代で、まだおばさんの歳ではなかったです（笑）。そこに1番腹が立ちました」
■「若い時って知らないし、分からない」大人になって理解できる”相手の立場”
事態の雲行きを変えてくれたのが、わたすさんの友人だった。閉められたカーテンを再び開けると「さっきから何なの!? あっち行ってよ」と暴言を吐かれたが、それにひるまず、「ここは授乳室です。授乳が終わったなら退出してください」と声をかけた。それでも「イスが空いていたから座った。何が悪いのか？」と食い下がる女性と対話し、話を進めてくれたという。電話相手にも授乳室から話していたことが伝わり、非常識さを指摘されたことが決定打となった。
ーーご友人が物申したとき、どう感じましたか？
「友人がまさかあんな行動に出るとは思わず、とても驚きました。高校生のときから思いつきで行動する子ではありましたが、まさかここまでズバッと言ってくれるとは思いませんでした」
ーー漫画の反響には「非常識すぎる」というコメントから、「若い時って知らないし、分からないんだよね」「若い頃の自分を見ていると思うようにする」という意見も見られました。反響を読んで、わたすさんはどのように考えましたか？
「周りが見えず、自分のことしか考えてなかった、自分のことで精一杯だったからこそ、このような行動をしたのかなと私も思います。
会社員をしていたとき、私も上司や先輩によく噛み付いていました（笑）。
今思えば『あの時上司が言っていたのはこういうことだったのか、先輩の言うこと素直に聞けば良かったな』と反省することばかりで本当に恥ずかしいです。あの子も私と同じなら、今後あのようなトラブルを起こさずに真っ当な大人になっているはずです」
