コロナ禍でニーズが高まった商品のひとつに「ノンアルコール飲料」があります。

健康志向の後押しもあり、ノンアルコールのビールや酎ハイ風の飲料の人気は拡大。業界全体を通して売上は好調といいます。

2021年4月8日公開の「日経XTRENDO」によると、ビール類の市場が縮小する中、ノンアルコールビール市場は伸長。「2009年と比較すると、ビール類の出荷数量は72%に減少したがノンアルビールは4倍以上に増加。コロナ禍の20年度も、前年比3%増と好調に推移(いずれもキリン推計)」と報じています。

今年に入ってからは、飲食店での酒類提供中止もあり、ノンアルコールの需要はますます高まっているといえるでしょう。

そこで、今回は、全国のスーパーマーケットで売れているノンアルコール飲料を調べました。売れ筋トップ10の紹介です。なお、本ランキングでは、炭酸飲料に絞って紹介します。

10位→4位

10位:ドライゼロ 500ml(アサヒビール)

9位:オールフリー 500ml(サントリー)

8位:ドライゼロ 350ml×6(アサヒビール)

7位:キリンビール キリン カラダFREE 350ml(キリンビール)

6位:チョーヤ 酔わないウメッシュ 缶 350ml(チョーヤ梅酒)

5位:零ICHI 350ml(キリンビール)

4位:からだを想うオールフリー 350ml(サントリー)

1位は「何杯でも飲める」「ほぼビール」

3位:オールフリー 350ml(サントリー)

ビールテイストの爽快さを突き詰め、2020年3月に刷新。「アルコール度数0.00%」「カロリーゼロ」「糖質ゼロ」「プリン体ゼロ」の機能はそのままに、"ぐっとくるのどごし"と"キレの良い後味"を実現しています。

爽やかなパッケージも印象的ですよね。

2位:のんある晩酌 レモンサワー 350ml(サントリー)

ビールテイスト飲料が目立つ中、チューハイ風ドリンクがランクインしました。レモンサワーのような爽やかな飲みごたえ、飲み終わりまで広がるレモンの味わいが特長です。

カロリー、糖質もゼロ。サワー派の人には嬉しい商品です。

そして1位は、「ドライゼロ350ml」(アサヒビール)でした。

10位、8位にもサイズや本数違いでランクインした「ドライゼロ」。ノンアルビールといえばこれ、という人も多いと思います。キャッチコピーも「目指したのは、最もビールに近い味」とのことで、SNSでは味わいを評価する声も目立ちます。

「ノンアルビール、好み的にドライゼロが一番好き」
「喉越し感や味わいがスーパードライに近い感じがする」
「カロリー糖質ゼロのノンアル試したけどこれ(ドライゼロ)が一番ビールに近い味がする。というかほぼビール」
「めちゃうまいしこれなら何杯でも飲める」

ノンアルコールビールテイスト飲料市場で5年連続売上No.1(2016年1月〜2020年12月)の称号にも納得ですね。

以上トップ10、皆さんのお気に入りは入っていましたか? 今夜の"晩酌"のご参考に。

※データの集計期間は2021年2月22日〜5月16日、データマーケティングサービスを提供する「True Data」による統計です。データ抽出日は2021年5月25日。

※※本ランキングは、「炭酸フレーバー」カテゴリから酒メーカーのノンアルコール飲料を抽出し作成しています。

※※※10位〜2位の商品写真は公式サイトより

※※※※記事内のカロリーゼロや糖質ゼロの表現は、食品表示基準に基づく