美髪を守りながらカラーリングと付き合うには?

写真拡大

カラーリングをすると、どうしても髪の毛はダメージを受けます。

どんなにきれいなカラーに染めても、髪の毛がボロボロになってしまっては元も子もありません!

そこで、カラーリングリングをする際、自分の髪をどのようにダメージから守って行けば良いかをご紹介します。

リタッチとフルカラーの違い

まず最初に、カラーリングをする際の、リタッチとフルカラーの違いについてご紹介します。

カラーリングをした髪が伸び、生え際の黒い部分が目立っている場合、カラーリングの選択肢としてリタッチとフルカラーがあります。

リタッチはカラーリングを再びする際に、新たに伸びた黒髪部分だけにカラーリングをする施術のことです。

一方フルカラーとは、髪全体にカラーリングをする施術です。

フルカラーでなくても髪や頭皮にも影響するのか

フルカラーではなくリタッチを選択する場合、ほとんどが髪に対するダメージを減らすことが選択理由になります。

というのも、フルカラーはカラーリングをした部分も含めて再びカラーリングをするので、ダメージが蓄積されていくからです。

ですので、髪のダメージ予防を優先するのなら、リタッチを選択する方が適していると考えられます。

リタッチカラーによる頭皮へのリスク

しかしダメージの面から考えると、リタッチにもリスクが生じます。

リタッチは根元部分だけにカラーリングをするため、カラー剤が頭皮に付きやすいのです。

特にセルフカラーでのリタッチは、頭皮にカラー剤が付きやすいため、頭皮が傷つきやすくなります。

リタッチとフルカラーどちらが良いのか

ダメージ予防の面ではリタッチのほうが優れていますが、見た目の仕上がりの綺麗さにおいては、フルカラーに大きく劣ります。

リタッチは根元部分のみのカラーリングですので、毛先部分や中間部分はそのままです。

そのため色褪せや色抜けを修復することができません。

ですので、全体的な仕上がりの綺麗さを優先するのならば、フルカラーのほうが適しています。

またカラーリングは、色を抜く際に大きく髪を傷つけます。

従って、既に色を抜いた状態からさらに色を抜くのでなければ、それほど大きなダメージは与えられません。

このような理由から、ひどいダメージヘアの場合を除いて、見た目の仕上がりを優先してフルカラーをする方が適しているとも考えられます。

逆にダメージがひどい場合は、これ以上傷みを進行させないためにも、ダメージケアを優先してリタッチを施すと良いでしょう。

オススメの黒染め方法は「カラースプレー」

また、就職活動や冠婚葬祭など、短期間髪を黒く染める必要がある場合もありますよね。

そんな時にオススメなのは、「カラースプレー」です。

そもそも、髪を黒く染めるには「カラースプレー」「ヘアカラー」「カラートリートメント」「ヘアマニキュア」の4種類の方法が考えられますが、一日だけ黒髪にするのであれば、髪へのダメージの少なさや手軽さを考慮すると「カラースプレー」がもっとも適しています。

しかし髪へのダメージが少ない「カラースプレー」といえど、髪にノーダメージではありません。

カラースプレーの黒染めの仕組み

まず、カラースプレーでの髪の色付けの仕組みを説明します。

カラースプレーは、着色料をスプレーで噴射し髪に直接ふりかけ、髪に着色料をコーティングさせ黒く見せます。

そのため正確には髪を染めている訳ではありません。シャンプーで洗い流すと、もとの髪の色に戻ります。

ヘアカラーのように髪を脱色してカラーを入れるのではないため、髪へのダメージは少なく抑えられます。

よってカラースプレーは、黒染を繰り返し施すのに最適な方法に間違いないです。

一日染めを続けることの髪へのダメージ

カラースプレーの着色料は、糊のように固まる性質を持った成分が配合されています。

そのため髪に振りかけると、髪の周りに膜が張られたような状態になります。

また、カラースプレーは頭皮にも詰まりやすいです。

最悪、頭皮への栄養補給にも悪影響が出る場合も考えられます。

このように、カラースプレーを施した状態は、髪や頭皮にとって、ものすごくストレスがかかった状態です。

そのため、カラースプレーを施した際には、必ずその日のうちにシャンプーで綺麗に洗い流す必要があります。

一見ダメージレスに思えるカラースプレーも、何度も繰り返すと髪への悪影響は大きくなります。

髪へのダメージを少なくするためには、カラースプレーをつけている時間をできる限り短くすることです。

こまめにシャンプーをおこない髪へのダメージを最小限に抑えましょう。

ダメージが気になる時はヘアビタミン

髪のダメージを補修するには、ビタミンがオススメです。

髪に良い効果を与えるビタミンは「ビタミンA」「ビタミンB」「ビタミンC」「ビタミンE」です。

それでは、それぞれのビタミンが髪に与える効果を見ていきましょう。

ビタミンA

髪の健康維持に必要なビタミンです。紫外線やパーマ、カラーリングなど外部のダメージから髪を守る働きがあります。

また新陳代謝を活発にする効果も期待できるため、頭皮の乾燥や皮脂のベタつきの改善にも効果的です。

ビタミンB

髪を作る栄養素「タンパク質」を代謝するために必要なビタミンです。

そのため育毛、ダメージケアに大きな効果を期待できる栄養素です。

ビタミンC

コラーゲンの生成に関わるビタミンなので、美容効果が高く、髪や肌への効果が大きいです。

また抗ストレスホルモンを合成する働きがあるため、ストレス耐性を高めることができます。髪の大敵であるストレスのダメージから髪を守るビタミンです。

ビタミンE

抗酸化作用が高く老化予防効果が高いビタミンです。髪のパサつきや白髪などの改善に効果が期待できます

効果的なビタミンの接種方法

ビタミンA

緑黄色野菜や青魚に多く含まれているビタミンです。

ビタミンAは脂溶性ビタミンのため、脂質と一緒に摂取しないと吸収することができません。

そのため効果的に摂取するには野菜炒めや天ぷらなど、油を使用した料理から摂取するのがオススメです。

ビタミンB

髪に良い影響を与えるには、「タンパク質」と一緒に摂取するとより効果的になります。

ビタミンBとタンパク質が両方豊富に含まれている、豚肉やレバーを使った料理から摂取しましょう。

ビタミンC

フルーツと野菜に多く含まれているビタミンです。熱に弱く壊れやすいという特徴があります。

そのため、サラダやスムージーなど熱を加えない調理方法が効果的な摂取方法になります。

熱を加えて調理する場合は、ピーマンやゴーヤなど熱に強いビタミンCが含まれている食材を選ぶと良いでしょう。

ビタミンE

ナッツ類や植物油、青魚に多く含まれているビタミンです。

ポリフェノールがたっぷりのゴマや、抗酸化作用の高いエキストラバージンオリーブオイルから摂取するのがオススメです。

カラーリング方法に気を付けるだけでなく、ビタミンも取りながら、髪をダメージから守っていきましょう。

また、どのビタミンも簡単に手に入る食材に含まれており、積極的に意識すれば摂取することができます。

ぜひ普段のヘアケアに取り入れてみてください。