合コン・社内で使える心理学―座る場所で親近感が変わる「左横がベスト」
「合コンでお目当ての人がいたら、あなたはどこに座りますか？」
行動心理学の法則「どこに座るかで、自分の印象や相手との親密度が変わる」に従って、あなたがゲットすべきポジションを紹介しましょう。
パブリック・スピーキングやリーダーシップスキルの向上のために過去75年以上、アドバイスしてきたアメリカの非営利団体“Toastmasters International“によると、合コン等でお目当ての彼がいるとき、ベストな席は「彼の左隣」としています。
●右側より左！
Dr. John Kershner著の『IGNORING ONE SIDE OF THE CLASSROOM』によると、15分の間30秒ごとに先生がどこを向いていたかを調べたところ、先生は右側に座っていた生徒をほぼ見ていなかったそうです。「正面を向いていたときが44パーセント、右側は17パーセント、左側は39パーセント」でした。
お目当ての彼の右側に席をゲットしても、彼がちっとも見てくれなかったら寂しいですよね。
「正面が44パーセント」という実験結果ならば、「正面がベストなのでは？」と考えるでしょう。しかし、正面は相手の心に「防御」「競争」といった敵対心を生じさせてしまい、「相手の左隣」がベストなポジションになります。
確かに正面に座ると、にぎやかな場所では相手の声がよく聞こえなかったり、終始食べ方をチェックされているようで落ちつきませんよね。仕事のミーティングで1対1で話すときも、横に並んだ方がPC画面や資料も説明しやすくなります。
次回から恋や仕事のライバルをターゲット人物の正面に座らせて、自分は左の席をゲットしてみてはいかが？
※ 当記事は、ハイブリッド翻訳のワールドジャンパー（http://www.worldjumper.com）の協力により執筆されました。
出典
『INSTRUCTIONAL BIAS: IGNORING ONE SIDE OF THE CLASSROOM』（著）L. L. MORTON, M. A. MCLEAN, JOHN R. KERSHNER (1986) Perceptual and Motor Skills: Volume 63
参考
Chap 17. Book of Body Language
http://westsidetoastmasters.com/resources/book_of_body_language/chap17.html
