6月29日(金)に全米公開される新作映画『Magic Mike』(日本公開は未定)。中でも話題を集めているのが、男性ストリッパーを演じるチャニング・テイタムと『glee』での熱唱が記憶に新しいマット・ボマーがスクリーンで脱ぎまくるところだろう。

『セックスと嘘とビデオテープ』や『コンテイジョン』のスティーヴン・ソダーバーグが監督を務めるこの作品は、チャニング自身の過去も参考になっていて、男性ストリッパーの世界が舞台になっている。チャニングは劇中で、自分自身がモデルとなっているキャラクター(演じるのはアレックス・ペティファー)の指導者マイクを演じた。映画のプレスリリースによると、マイクはアレックス演じるキャラクターに"パーティーやナンパ、あぶく銭を稼ぐといった「芸術」を教え込む"のだとか。

現在31歳のチャニングはかつて、生活のために19歳の頃に8か月ほどストリッパーとして働いていたことがある。彼は最近、『GQ』誌にストリッパーだった過去を次のように話していた。

「(当時の)僕は若くて、マヌケで、バカで、小銭を稼ぎたいと思っていた。最低賃金で1日10時間は働けるよ。それこそが、大学教育を受けていない若者にとってのチャンスなんだ。一生懸命に打ち込まなくてはいけない、クソみたいな仕事を得るってことがね。ほかにクレイジーなことをやるって手もあるけどさ」

チャニングは実生活で"すべて脱いだ"かもしれないが、映画では彼のそういった姿をあまり見ることはなさそうだ。彼は今年1月に<Collider>に対し、「(『Magic Mike』はR指定(注1)なんだ。(R指定よりも厳しい)NC-17(注2)じゃない。(NC-17指定になるほど)度を超えた作品にはしたくなかったんだ。映画には裸の男性が数多く登場する。フルヌードはないよ。ただ、Tバックみたいなものをつけただけさ」と語っている。

注1: R=Restricted、アメリカでは、17歳以下の鑑賞には保護者の同伴が必要。
注2: NC-17=No Children Under 17 17歳以下の鑑賞は禁止

チャニング・テイタム ストリッパーだった過去映像