ムースカラーについて

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ムースカラーとは

髪の毛を染めるカラーリング。

白髪が気になる方はもちろん、思い思いの色に変えておしゃれを楽しんでいる人も多いでしょう。

行きつけの美容院で定期的に施術してもらうのが一番いいのですが、頻繁に行うとなると気になるのが時間とお値段。

そこで、自分で染めるセルフカラーが一般的になりつつあります。

市販されているセルフカラー商品には、いくつかタイプがあります。

昔からあるのは、性質の違う1剤と2剤をカップなどの容器にとり、混ぜ合わせて使うもの。

ただ、これだと面倒なので、ワンプッシュで2つの溶剤が一度に出て、ブラシなどで伸ばすタイプが多くなりました。

そして、その利便性をさらに高めたのが、ムースカラーです。

これは、薬剤が文字通りきめ細かいムース(泡)状になるもので、それを手のひらなどにとり、髪にもみこむように使います。

ムースカラーのメリット

この最大のメリットは、薬剤を混ぜる必要がないということです。

混ぜむらが完全にできないため、均一の成分の薬剤をいきわたらせることができます。

また、手のひらにとって使うので、扱いに慣れていない人でも簡単に染めることが可能。

専用のコームなどを使用するタイプでは、髪の毛を様々な方向から何度もとかすようにする必要がありますが、ムースならそんな手間は不要です。

おでこの生え際や、サイド、後頭部など見えない部分でも簡単に染められます。

このほか、ムースなので液だれしにくいとか、髪の1本1本によくいきわたる、残った薬剤は次に染めるときに使えるなどの利点もあります。

ムースカラーのデメリット

ただ、デメリットもあります。

基本的に手のひらにとって髪になじませるため、付属の手袋は必需品です。

製品によっては、直接の手のひらにとっても色が付きにくいことをうたっているものがありますが、どうしても薬剤の影響で皮膚が青白くなったりしてしまいます。

また、アレルギーの心配も捨てきれません。

通常、カラーリング剤にはジアミンなどアレルゲンになる物質が、多かれ少なかれ含まれています。

ムースカラーは、手のひらを使って薬剤をもみこむようにしますので、どうしても髪や頭皮にダメージを与えやすくなってしまいます。

このほか、泡が飛び散りやすいとか、コームを使って行う薬剤に比べ髪の根元が染めにくいなどの欠点もあります。

ただ、ムースカラーは手軽で簡単なおしゃれアイテムとして重宝することは間違いなし。

メリットやデメリットをよく知ったうえで使うようにしましょう。