今や婚活や恋人探しのツールとして利用者も多い「出会い系アプリ」や「婚活アプリ」ですが、一昔前のそれ系といえば援助交際のツールというイメージがあったり、一部の悪質な業者による迷惑メールの温床とされ、決してイメージはよくありませんでした。そういった混とんとした時代を経て今の時代がありますが、当時を知らない若い世代は、カジュアルに「出会い系アプリ」を使う人が多いのではないでしょうか?

出会い系に抵抗を感じている親世代は3割以下!

とはいえ自分たちは抵抗がなくても、何かと保守的なイメージがある年長者の反応は気になるところ。例えば自分の結婚相手として親に紹介する際、「出会い系で知り合った」と、躊躇なく言っていいのでしょうか?また親側もやはり、出会い系に抵抗を持つものなのでしょうか?

マッチングサービス『ハッピーメール』を運営する株式会社アイベックでは、10代から60代の男女に「出会い系・マッチングサービスの意識調査」を実施。子供世代と親世代の出会系に対する価値観のギャップを調べています。

まず親世代と子世代にそれぞれ「出会い系、マッチングサービスで知り合った相手と結婚することに抵抗感はありますか?」と質問。その結果はこちらです。

出会い系アプリが定着しているかと思いきや、子世代でも対抗のある人はかなり多いことが分かります。

なんと、「まったく感じない」「それほど感じない」ともに、子世代より親世代が多い結果に。「強く感じる」という回答は親が28.0%、子が25.6%と若干親世代が上回りましたが、それぞれの傾向に大きな違いはないのです。つまり子世代が考えている以上に、親世代は出会い系に抵抗感はありません。

「出会い系が恥ずかしい」気持ちは親世代より子世代が上!

もちろん世代を問わず、出会い系やマッチングサービスを信用できない人は一定数います。そういった人は、一体このサービスの何に一番抵抗を感じているのでしょか?同調査では親と子世代それぞれに、男女別で質問しています。

案外多い「利用料金が高いイメージ」を持つ女性。多くのサービスで女性の利用料金は無料が一般的です。

やはり親世代と子世代の回答の傾向は、ほぼシンクロしている傾向。しかし「出会い系・マッチングサービスで出会ったことを周囲に知られたくない」という人は、子世代が男性36.7%で女性39.7%に対し、親世代は男性21.9%で女性27.0%。さらに「自分の恋愛観に反するから」という回答も、子世代男性23.3%で女性16.4%に対して親世代は男性10.6%で女性14.4%。むしろ子世代よりも親世代のほうが、よっぽど抵抗感がないのです。つまり親に隠す必要は全くなし! もちろん抵抗がない人はゼロではありませんが、子供が考えているよりよっぽど理解があると考えていいでしょう。

運命の人は出会い系にいるかもしれない?

ちなみに同調査によると、50代以上はほとんど出会い系サービスの利用経験がないそうです。しかしそれが40代になると、男性が31.0%で女性は23.4%まで増えるとか。つまり、出会い系を使ったことがある最初の世代は40代がボーダー。利用経験がある世代が親になるころには、さらに価値観も変わっているのでしょうか?

【調査概要】
調査媒体 :株式会社アイベック
調査期間 :2017年9月25日(月)〜10月2日(月)
調査方法 :インターネット
調査地域 :全国
調査対象 :18歳〜69歳の男女1289人(未婚・既婚問わず)
実施機関 :ジャストシステム「Fastask」