函館公園。噴水の奥にはミニ遊園地も。見逃せない桜名所はこのほか……

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北海道・函館の花見スポットで有名なのは「五稜郭公園」。でも、まだまだ見て欲しい桜スポットがあるんです。公園内に日本最古の観覧車があるスポットや、今も現役で活躍するロープウェイ山麓駅そばの配水場など、おすすめの桜スポットを3つ紹介しますね!

函館公園(「こどものくに」内)/日本最古の観覧車。2人乗りのベンチが8台ついていて、大人も乗車可能

■ 噴水が印象的な和洋式公園「函館公園」

明治期に奈良の吉野山の風景を目指して、地元商人が中心となり桜を植樹したのが始まり。園内には、日本に現存する最古の地方博物館や、現役の中では日本最古といわれている観覧車などがあり(「こどものくに」内)、初ものに触れながら花見を楽しめます。小高い場所にある明治山から眺めると、津軽海峡を望みながら公園を見渡せますよ。

また、4月下旬から5月上旬ごろの19:00〜21:00(土日祝〜22:00)にはライトアップも実施(時期は未定、要問合せ)。焼き鳥など30軒ほどの露店が並ぶなか、提灯の明かりが消えるまで花見客でにぎわいます。

【函館公園】■住所:函館市青柳町17 ■0138・40・3605(函館市住宅都市施設公社花と緑の課)/【こどものくに】■電話:0138・22・5039 ■時間:11:00〜16:00(土日祝10:00〜17:00)※季節により変動あり ■休み:悪天候時、冬季休園 ■料金:入園無料、乗り物1回300円、8回2000円

■ 樹齢100年以上のソメイヨシノがある「元町配水場」

1889(明治22)年に通水を開始して以来、100年以上経過した今もその役割を果たしている日本最古の配水池で、函館山ロープウェイ山麓駅そばにあります。階段を何段も上っていった場所にある高区配水池前には幹の太さ4m、枝の幅が20m、推定樹齢100年以上といわれている2本のソメイヨシノが現存。ロープウェイを見上げる桜も美しいですよ。

■住所:函館市元町1-4 ■電話:0138・22・2871 ■時間:4/22土〜8/31木曜の9:00〜18:30(9月は〜17:30、10/1日曜〜11/23祝は〜16:30) ■休み:期間中なし(高区配水池付近は4/22土曜〜5/31水曜のみ一般開放)

■ 住宅街に出現する桜のトンネル「桜ヶ丘通り」

道路脇に続く約90本のソメイヨシノが満開になると、普通の一般道路が桜のトンネルに変身するのがここ、「桜ヶ丘通り」。桜が植えられたのは昭和の初めごろ。「街を美しくしたい」と、地元住民が私費で植えたのが始まり。交通量の多い車道なので、歩きながらの花見を楽しみましょう。

■住所:函館市柏木町周辺 ■電話:0138・40・3605(函館市住宅都市施設公社花と緑の課)

いやー、日本最古の観覧車、乗ってみたいですよねぇ。ロープウェイを見上げる桜というのも、なかなか乙な感じ。車がなくとも、市電を利用すれば徒歩でも行けるスポットなので、ちょっと足を伸ばして出掛けてみてください!

【北海道Walker編集部】