バンコクを起点に世界へつながる、タイ国際航空/(c)タイ国際航空

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 マレーシアは人口約3,000万人の国で、マレー系、中国系、インド系、先住民などで構成される多民族国家。マレー半島とボルネオ島に位置し総面積の約58%が熱帯雨林でおおわれ、多彩な自然と文化で構成されている。そんな多彩な文化や自然を体験することができるマレーシアへの旅の体験を、数回に分けて紹介する。第1回目は、タイ国際航空でのマレーシア クアラルンプールへの旅を紹介。

【写真を見る】機内と同じくスタッフの制服も華やか/(c)タイ国際航空

日本からマレーシアの首都クアラルンプール(KL)へは直行便で約7時間。タイ国際航空を使ってクアラルンプールへ向かうには、タイの首都バンコクで乗り継ぐ。タイ国際航空は毎日、羽田、成田、関西、中部、福岡、札幌空港から1〜3便ずつバンコクへ向けて就航。飛行機を乗り継いで旅行するのは面倒ではないかと思われるが「smooth as silk(絹のようになめらか)」というキャッチフレーズの通り、バンコクのスワンナプーム空港での乗り換えがスムーズにできるよう、必要乗り継ぎ時間は、タイ国際航空便同士を使用した場合は55分と設定されている。日本のどの空港からバンコクへ飛んでもクアラルンプール便への乗り継ぎは、1〜2時間弱で乗り継ぎができとても便利だ。実際に今回、成田、関空、福岡空港から出発したメンバーでバンコクの乗り継ぎで合流し、クアラルンプール便へ乗り換えたがとてもスムーズに落ち合うことができ、どの空港から出発しても乗り継ぎ時間も含めて、9時間ほどで到着した。

また機内について、乗ってみてまず驚くのはカラフルで鮮やかな座席。そのおかげか、機内はとても明るく華やか。足元は少しゆったりしており、前席の背にオンデマンドで見られる映画やゲームなど豊富なコンテンツを楽しめるモニターがある。

ここでぜひ見てもらいたいのが、機外カメラの映像。よくある機外の映像は、飛行機の前や下を向いていて、雲の上の景色が眺められるようになっているが、タイ国際航空のものは、尾翼辺りからの映像で、自分の乗った飛行機とともに景色が一緒に眺められ、今まさに飛行機に自分が乗って飛んでいるということがよく感じられる、まるでバーチャルリアリティを体験しているかのようだ。またその時の高度により、まるで宇宙を飛んでいるかのように地球の丸さを感じられる景色も眺められた。

そのほかの機内サービスでは、エコノミークラスは受託荷物は、30kg以内までと多めに設定され、最近少ない設定の航空会社もある中ではうれしい。そして座席にはUSBポートがあり、飛行中にスマートフォンなどの充電もできる。また有料だが飛行中にWi-Fiを使ってインターネットを使用することもできる。日本発着便の機内食は、カレーなどのタイ料理や和食のそばなどが提供され、マレーシア到着前にエスニックなタイ料理も楽しめるのは、旅行気分を盛り上げてくれてよいもの。

このタイ国際航空を使ったクアラルンプール旅行プランは、マレーシア政府観光局でも紹介されている。次回は、クアラルンプールでの高級ホテルのお得な宿泊について紹介する。【ウォーカープラス/千束】