8月11日(祝)に開催される「いいやま灯篭まつり」には大型灯篭も登場。企画の目玉である「絆プロジェクト」(写真)は会場のなかでも一番の盛り上がりを見せる

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2016年より新たに国民の祝日として制定された8月11日(祝)の「山の日」に、飯山の街を大小合わせて約2万個の灯篭が優しく包み込む「いいやま灯篭まつり」が開催される。地上の“天の川”と称される、美しく整列された灯篭が作り出す1日限定の夜景は「日本夜景遺産」にも認定されている。

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2016年度に「日本夜景遺産」新規認定地として登録されたのは、開催回数を重ねるにつれて、夜景としての美的価値や癒しの価値、そして「次世代の若者を地域連帯で育てたい」という思いが評価されてのことだ。伝統工芸品である内山紙によって制作された灯篭の光が街を淡く幻想的に照らし出す様子は、まさに後世に残したい日本の美しい風景となっている。また、東京からでも電車で約2時間弱で訪れることができるため、県内外問わず注目を集めている。

一番の目玉である「絆プロジェクト」は、和紙にさまざまな文字やイラストによって飾りつけを行うもの。地元市民はもちろん、全国から届けられたメッセージを地元の高校生たちが中心となって一つ一つ丁寧に灯篭として仕上げていく。さらにメイン会場である本町エリアで行われる、作り上げた灯篭を使った演出は圧巻の迫力!大型灯篭も登場するので、メイン会場では華やかな雰囲気を味わうのも良し、飯山城下町に広がる全10カ所の灯りを夕涼みがてら、落ち着いた雰囲気の中で楽しむのも良しと、訪れた場所によって異なる情景が味わえる。

また、灯篭が灯る前には本町エリアでオープニングイベントを開催。飯山小学校鼓笛隊パレードが開会を告げた後には、ダンスイベント「IIYAMA DANCE FES」が行われ、全17チームが会場を盛り上げるべく登場。ほかにも「灯篭スタンプラリー」や「ちぎり絵展示」、「飲食店ブース」もあるため、飯山の名産や伝統品も楽しみたい人はぜひチェックしてほしい。

灯篭の暖かい灯りを感じながら、情趣あふれる夏の夜を過ごせるのはまさに極上の時間。1日限定でしか現れない、地上の“天の川”を現地でぜひ体験してほしい。【ウォーカープラス「夜景時間」】