カラヴァッジョ展、上野・国立西洋美術館で開催 - バロック美術を開花させた画家

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「日伊国交樹立150周年記念 カラヴァッジョ展」が上野・国立西洋美術館にて2016年3月1日(火)から6月12日(日)まで開催される。

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ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョは、西洋美術史上最も偉大な芸術家のひとりであり、イタリアが誇る大画家だ。彼の理想化を拒むリアリズムや、劇的な明暗法によって浮かび出る人物表現は、バロックという新時代の美術を開花させる原動力となった。そして彼の画法はイタリアのみならず、ヨーロッパ中からやってきた画家たちによって熱狂的に継承され、その影響はルーベンスやラ・トゥール、レンブラントなど、17世紀の数多くの画家たちに及んでいる。

本展では、カラヴァッジョが死ぬ間際に携えていた3点の絵画のうちの1点とされる『法悦のマグダラのマリア』を世界初公開。カラヴァッジョが殺人を犯してローマを逃亡し、近郊の町で身を隠していた1606年の夏に描かれものとされている作品だ。

また、イタリアの代表的な美術館などが所蔵する日本初公開作品『バッカス』を含む名作約10点と、彼の影響を受けた各国の代表的な継承者たちによる作品を合わせた50数点を展示。裁判や暴力沙汰といった彼の生涯をしばしば波立たせた出来事を記録した古文書など、同時代史料も併せて出品し、カラヴァッジョの人生と芸術両面におけるドラマを紹介する。

会場は、彼を読み解くキーワード「風俗」「五感」「光」「斬首」ごとに構成。カラヴァッジョの作品をカラヴァジェスキ(継承者たち)の作品と共に紹介し、彼の芸術の何が画家たちを惹きつけたのか、その秘密を探る。

【開催概要】
「日伊国交樹立150周年記念 カラヴァッジョ展」
開催期間:2016年3月1日(火)〜6月12日(日)
場所:国立西洋美術館
住所:東京都台東区上野公園7-7
開館時間:9:30〜17:30(毎週金曜日 9:30〜20:00)
※入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日(ただし、2016年3月21日、3月28日、5月2日は開館)、3月22日(火)
入場料:一般1,600円(1,400円)、大学生 1,200円(1,000円)、高校生 800円(600円)
※()内は前売り・団体料金。
※中学生以下は無料
※団体は20名以上
※心身に障害のある人と、その付添者1名は無料(入館の際に障害者手帳を提示)
※前売券は2016年1月6日(水)〜2月29日(月)まで販売
国立西洋美術館では1月11日(月・祝)まで販売
※2016年3月1日(火)〜18日(金)は施設整備のため、常設展示室(本館・新館)を閉室する。常設展閉室期間中のカラヴァッジョ展の観覧者は、一人につき一枚、期限付常設展観覧券を渡す。

■カラヴァッジョ展×ALESSI コラボチケット
「BIG LOVE アイスクリーム用スプーン」を、カラヴァッジョ展特製ケースに入れて提供
価格:2,000円
販売期間:2015年12月15日(火)〜2016年2月29日(月)
発売場所:
・公式オンラインチケット
・チケットぴあ(Pコード 767-273)
・イープラス
・ローソンチケット(Lコード 32223)

【お問い合わせ】
ハローダイヤル
TEL:03-5777-8600