眺望散策路からの夜景も楽しめる!鎌倉の「長谷寺」で紅葉ライトアップ&夜間特別拝観

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鎌倉の「長谷寺」は、四季折々の花や木の姿が美しいことで知られ、「鎌倉の西方極楽浄土」と呼ばれるとか。そんな長谷寺でも、これからのシーズンは紅葉が見ごろ。そこで、鮮やかな紅葉を昼も夜も楽しめる、秋の特別拝観をご紹介。

2015年11月21日(土)から12月6日(日)まで、鎌倉の長谷寺では「紅葉のライトアップ」と「夜間特別拝観」を開催する。通常は16時30分に閉門するところを、平日は日没から18時30分(入り口は18時に閉門)まで、土日祝日は日没から19時(入り口は18時30分に閉門)まで延長して、紅葉のライトアップを行うそう。

長谷寺の境内は、観音山の中腹に切り開かれた上境内と、山裾にある下境内に分かれていて、2つの池を配した回遊式の庭園になっているのが特徴。秋には、燃えるような赤に染まる「いろは楓紅葉」などとともに、赤い実をつける「千両」や「万両」の緑も楽しめるとか。

「この時期は、ピンクの濃淡がある山茶花(サザンカ)や、黄色い石蕗(ツワブキ)の花も咲いていますので、紅葉と色彩のコントラストも楽しんでいただけます。ライトは夕暮れに合わせてゆっくりと点灯を始めますので、少し早めに境内へお入りいただき、紅葉した木々が幻想的に変化する様子をご覧になってはいかがでしょう」と、長谷寺総務室の山崎さん。

観音山の上に向かう眺望散策路でも、一部がライトアップされるので、少し高い位置から照らし出された紅葉を見下ろすこともできるのがポイント。こちらは、約2500株のアジサイが咲くことで「アジサイの径(こみち)」として有名な場所だけど、鎌倉の夜景とともに紅葉を見られるのは、夜間特別拝観が行われるこの時期だけ。

さらに、この眺望散策路には、縁結びにご利益のあるパワースポットとして女子に人気の「良縁地蔵」も。かわいらしい表情のお地蔵さんがライトに照らされた姿を見つけたら、良縁の運気がアップするかも。


また、2015年10月18日(日)に開設されたばかりの「観音ミュージアム」も、紅葉見物に足を運んだら行ってみたいもの。これまでの「お寺の宝物館」のイメージから進化して、観音像や寺の由緒を示す資料の展示のほかに、映像展示なども取り入れた新しいタイプの寺院系博物館になっているそう。

こちらも期間中、平日は9時から17時30分(入館は17時)まで、土日祝日は9時から18時(入館は17時30分)まで閉館時間を延長する。

夜も、美しい紅葉が見られる長谷寺。周囲の花々や、パワースポット探しも楽しみながら、鎌倉の秋を満喫して。