朝型人間でも夜型人間でもない新しいタイプの人間の存在を確認―ロシア科学アカデミー
「ヒバリ型」「フクロウ型」ということばを聞いたことはありますか？
ヒバリ型とは早寝早起きをいつも心がけている朝型人間のこと。反対にフクロウ型とは遅寝遅起きをする夜型人間のことです。
夜型人間は朝型人間に比べると、効率が悪い、性格が悪いなどとさんざんな言われようですが、彼らは最も自分が効果的に活動できる時間が夜なのであって、その方が調子が良いのです。夜型人間は良くないと一概に決めつけないほうが、快適な生活の手助けとなることでしょう。
さてロシア科学アカデミーの研究によると、この世界にはヒバリ型でもフクロウ型でもどちらでもない新種のタイプの人たちが存在しているそうです。
朝型にシフトしてみても、夜型にシフトしてみてもどうもいつも体が疲れていると感じる人はこの新種のタイプの可能性がかなり高くなります。
研究者たちは130人の被験者をラボに招き、24時間観察しました。被験者たちはコーヒーとアルコールを飲まずに不眠のままこの時間を過ごします。
彼らを観察して、前述の通りにヒバリ型とフクロウ型の睡眠パターンを持っている人たちがいることを確認しました。
ヒバリ型は29人、フクロウ型は55人でした。しかし残りの被験者のうち25人は朝でも夜でも全く変わらずに常に元気、また他の32人は朝でも夜でもいつも疲れているということがわかりました。
朝型でも夜型でもどちらでも元気なのは良いことですが、どちらのパターンでもいつも疲れているのは相当辛いですよね。
研究者たちは朝型でも夜型でもどちらでもないこの新しいふたつのパターンを世界に発表し、睡眠に関する理解を深めるように勧めています。
また現在ヒバリ型、フクロウ型のようにこの新しいふたつのパターンにどんな鳥の名前をつけるかの会議が進行中のようです。
New Finding Explains Why You Are Tired All The Time
http://digest.bps.org.uk/2014/11/youve-heard-of-owls-and-larks-now-sleep.html?m=1#ixzz3
