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岡本太郎の生誕100年にあたる今年、岡本太郎がめざしたものの今日的意義を探る展覧会が3月8日(火)〜5月8日(日)まで東京国立近代美術館で開催される。岡本太郎といえば、1970年の大阪万博のシンボル《太陽の塔》、そして「芸術は爆発だ」をはじめとするインパクトに満ちた発言、数々のテレビ出演など、20世紀後半の日本において、最も大衆的な人気を博した芸術家といえる。

岡本太郎の人生はまさに「対決」の連続だった。この展覧会では、「対決」をキーワードに、岡本太郎が立ち向かった相手を、「きれい」という概念、「わび・さび」に代表される日本の伝統観、戦争や消費社会、また岡本太郎自身など7つの章に分け、苦闘の中から生み出された絵画・彫刻・写真・デザインなど約130点の作品を紹介する。彼の「対決」から今日に生きる私たちが何を学びとれるものは少なからずありそうだ。


にらめっこ 1978 川崎市岡本太郎美術館

2月26日(土)からは、松尾スズキ(岡本太郎役)、常盤貴子(岡本敏子役)出演でNHKドラマ『TAROの塔』が4回にわたり放映される。岡本太郎の生涯を映像化したのはこれが初めて。お見逃しなく!

生誕100年 岡本太郎展
会場:東京国立近代美術館
会期:2011年3月8日(火)〜5月8日(日)
時間:10:00〜17:00(金曜日は20:00まで)
休館日:月曜日(3月21日、3月28日、4月4日、5月2日は開館)、3月22日
問合せ先:ハローダイヤル 03-5777-8600

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