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米ファッション・デザイナーのトム・フォード（Tom Ford）が、ぺたんこのバレエ・パンプスを徹底的に嫌っていることを明かした。先ごろ発表したウィメズウエアのコレクションが絶賛されているフォードは、あらゆる女性を美しくすることができる数少ないデザイナーの1人といわれている。初めて会う女性のヘアや靴を真っ先にチェックしてしまうというフォードだが、意外なことに相手のファッションにはあまり関心がないようだ。

「ヘアを見て、メイクをじっくり見て、それから靴を見るね。そのほかについては、たぶん何でもOKなんだ」と、フォードは話している。「きみの持っている靴が、全部ハイヒールであることを願うよ。私はフラット・シューズが嫌いなんだ。バレエ・パンプスやプラットフォーム・シューズなんて、見たくもないね。私が好きなのは、クラシックなハイヒールなんだよ」

フォードには初対面の相手を手厳しく評価する傾向があるという。ほめられたことではないと知りながら、フォードは相手が男性であれ女性であれ外見で人柄を判断してしまうらしい。
「私は自分も含めた男性全般に厳しいんだ」と、フォードはELLE誌イギリス版のインタビューで語っている。「相手の頭頂部や髪の生え際、額、眉、目の色、唇、頭の大きさと体のバランス、胸板、腰回りなどをしげしげと見てしまう。一種の病気だし、苦痛でもあるけれど、どうしてもやめられないんだ」

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