マイケル・ジャクソン早世のときを目撃した子供たち
ジャクソンさんの元専属医だったコンラッド・マーレー（Conrad Murray）被告は過失致死容疑で訴追されているが、マーレー被告は容疑を否認している。ロサンゼルスで今週、マーレー被告の正式な公判を開くべきかどうか判断を下す予備審理が始まり、その期間は約2週間とされている。
「パリスは『ダディ』と叫んで泣き出しました」とアルヴァレス。「（マーレー被告が大声で）『ここから連れ出せ！さっさと連れて行くんだ！父親のこんな姿を見せるんじゃない』と言っていました」
こみ上げる感情を押し殺しながら、アルヴァレスは仰向けになったジャクソンさんが目と口を開けたままだったと証言した。ジャクソンさんの生死について質問を受けると、アルヴァレスは『死んでいました』と答えている。マーレー被告は片手で心肺機能蘇生を試みつつ、人工呼吸をしていたという。
ジャクソンさんの異変にマーレー被告が気づいた後、室内に最初に入ってきたのがアルヴァレスだった。医療器具を片づけ始めたマーレー被告は、アルヴァレスにボトルの片づけを手伝うように伝え、それから緊急通報をさせたとアルヴァレスは主張した。
「私は『マーレーさん、何が起こったんです？』と聞いたんです」とアルヴァレスは発言した。「『副作用だ、まずい副作用が出たんだ』としか答えませんでした」
「彼はただ手に持てるだけのボトルというかバイアルを持って、それらを袋に片づけるように指示しました。私がそうすると、彼は点滴スタンドから点滴バッグを外すように言いつけたんです」
2009年6月25日にジャクソンさんの自宅に到着した緊急隊員のリチャード・セネフ（Richard Senneff）も同じく4日、証言台に立っている。ジャクソンさんがプロポフォールを服用していたことは聞かされていなかったと証言した。ジャクソンさんの両親キャサリン（Katherine）とジョー・ジャクソン（Joe Jackson）、兄弟のラトーヤ（La Toya）、ジャネット（Janet）、リビー（Rebbie）らも審理を傍聴していた。証言を聞いていたキャサリンは目に見えて動揺を隠せない様子で、時おり涙をぬぐっていた。
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