植木を倒したのはもしかして…


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子どもの小学校入学を機に、郊外の住宅地に引っ越してきた平川家。1児の母である里奈は、近くに住むママ友や町内会の人たちと良好な関係を築き、おだやかな生活を送っていました。

引っ越してきてから3ヶ月ほど経ったある日、公園で出会った見知らぬママとの口論をきっかけに、植木の破壊や落書きなど、「誰か」からの嫌がらせを受けるようになってしまいます。

彼女こそ犯人であると疑う里奈でしたが、事態は思わぬ方向へと転んでいって…?

立て続けに起こる、悪質すぎる嫌がらせの犯人は誰なのか。

閑静な住宅地でうずまく、ミニマルな人間関係の異質さが際立つサスペンスセミフィクションをお送りします。

※本記事はグラハム子著の書籍『この街の誰かに嫌われています』から一部抜粋・編集しました。

登場人物


■嫌な予感

うわ…


なんでひとつだけ…?


どうしたの?


植木が倒れてたの…ひとつだけ


不自然な気がして…


いってらっしゃい


ええっ


あのママ…?


住んでる区画と名前教えてたでしょ


怖すぎるでしょ…


あの人どこに住んでるんだろ?


おばちゃんたちなら


でも変に広まって…


高山さんに相談してみたら?


ピンポーン


どうかしたの?


突然すみません


そんなことが


でも断定できないわよね


夫に話しておくから


夫の母親と同居してるの


なんでも言ってね


ありがとうございます


力になってもらえそうだね


こんにちは


ボソっ


こないだね


実は優しい人なのかもね


一応謝った方がいいかもね


今度見かけたら…


著=グラハム子/『この街の誰かに嫌われています』