心の準備も何もできてないのに…っ


写真花嫁となり渡米した女性教師。仕事を辞め、写真でしか知らない夫のもとへ/ピクチャーブライド1(1)

20世紀初頭、米国で就労していた日本人男性と、日本に住む日本人女性の間で「写真結婚」と呼ばれる見合い結婚が行われていた。夫婦となる二人は写真を交換し、互いに同意すれば結婚が成立する。

英語教師として働いていた千鶴は、職場の先輩から米国で新聞記者として働く義昭を紹介され、日本から離れて写真結婚することに。自由で平等な社会、先進的な思想、そして彼女を尊重してくれる夫との新しい生活に期待を抱いていた。しかし、米国で初めて対面した義昭は、写真とはまったく異なる人物だった…。

かつて実際に行われていた「結婚からはじまる恋物語」。故郷からはるか遠く離れた地で、反発しあいながらも愛情を深めていく二人の物語をお届けします。

※本記事は澤島ヨウ著の書籍『ピクチャーブライド1〜海を渡って恋となれ〜』から一部抜粋・編集しました。

※この記事の表現は、20世紀初頭の時代背景に基づいています。

「文通以外の全てを託す」


これでは見つかる相手も見つからんぞ


こっちのほうが断然よい


欲張りすぎだ


文句はないだろう?


…美人だ…


やっとご結婚なさったのね〜


さっさと寝るぞ


床入りってこと!?


著=澤島ヨウ/『ピクチャーブライド1〜海を渡って恋となれ〜』