はい やり直し


うつと適応障害で2度の休職。とにかく自分を変えたくて踏み出した1歩

新卒で入社した会社でうつと適応障害を発症し、2度の休職を経験したなおにゃんさん。当時は会社や仕事から「逃げて」しまったと思い、その罪悪感からとても苦しい思いをしたそうです。

「休むことってそんなに悪いんだろうか?」

「そもそも『逃げる』ってなんだろう」

そんなことを考えながら自分を見つめ直した1年間。逃げちゃダメという考えが一般的な世の中で、病気から、会社から、果ては日本からも全力で「逃げた」末に見つけたものとは…?SNSで共感を呼んだ、なおにゃんさんの人生を変えた休職体験記をお送りします。

※本記事はなおにゃん著の書籍『うつ逃げ 〜うつになったので全力で逃げてみた話〜』から一部抜粋・編集しました。

大学卒業後、出版社に就職したなおにゃんさん。昔から本が好きで憧れていた仕事だっため、当初は「夢が叶った」と思っていたそうです。しかし、編集長の書いた文章をなおにゃんさんが直したことがきっかけで連日、理不尽と思えるような「教育」を受けるように…。

私の話し方そんなに変かなぁ…


また今日も寝られない…


新人なんだから頑張らなきゃ


産休に入ることになりました


相談できる人いなくなっちゃったな…


「家族には相談できませんでしたが、友達や同期に話を聞いてもらうことはありました。でも、彼らも自分の仕事で大変だろうと気を遣ってしまい、だんだん相談できなくなってしまいました。誰か一人にでも相談することができていたら、何かが違ったのかなと今では思います」となおにゃんさんは振り返ります。

著=なおにゃん/『うつ逃げ 〜うつになったので全力で逃げてみた話〜』