ある日、愛する妻から「あなた誰だっけ…?」と衝撃的なひと言が…!夫はどうする⁉

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今年も巣ごもりのお正月を過ごしている人が多いのではないだろうか。今回はそんなあなたに、2022年にウォーカープラスで人気があった漫画「ウチの妻は忘れっぽい」をおすすめしたい。

【漫画】“忘れっぽい”妻への愛が泣ける!40年後、夫の取った行動とは…!?

作者は、WEBを中心にさまざまな漫画を描いている、ぱげらった(@pageratta)さん。「異世界転移」や「謎解き」など流行を取り入れたものから、独自のキャラクターや魅力的な人間まで、幅広く描くぱげらったさんの漫画はたくさんの人を虜にしている。本作は、なかでも特に反響が大きかった作品だ。

「ちゃんと保険証とか入れた?」何気ない夫婦の会話が始まったかと思いきや、冒頭からこの2人、様子がおかしい。妻・燈子は、部屋着のスウェットのまま出かけようとするし、病院へ行くことになっているのに「これからどこ行くんだっけ」と言う。

ある夜には、目覚めた時に隣で寝ている夫が誰かわからず、さらには「私も誰…?」とパニックに。燈子は、家を出てしまう。

その後無事に見つかったが、夫は、以前から進行していた燈子の脳障害がさらに進んでると医者から告げられる。「恐らくもう、まともに思考することもできないでしょう」。

脳障害の進行をなんとか食い止められないかと、燈子に2人の思い出が詰まったアルバムを見せる夫。反応のない燈子、思い出を振り返る行為が想像以上に堪えたのか夫は「また行きたいな。二人であの場所…」と堰を切ったように泣いてしまう。そのとき、何も覚えていない妻の手は咄嗟に夫の頭へ…!「泣かないで…」。

しかし治療も虚しく、ついに燈子は生き方さえ忘れてしまう。

それから40年後。ロボットが活躍し寿命が短くなる薬を飲むのが義務という時代、年老いた夫は末期の認知症で入院しており、担当看護師の名前を忘れるほど記憶障害が進んでいた。

そんな、ほとんどのことを忘れてしまった状態の夫が、最後にある行動を起こす。夫婦愛が胸を打つ、その結末とは…?

本作をTwitterで連載した際には、「激泣き。周りに人居なくて良かったなぁ。、、、」「奥さんの記憶は忘れていっても、奥さんの性格までは消えないんだなって切なくなり泣けました」「生き方さえ忘れてしまったって表現めっさこたえるわ」「ずっと相手を思えるって素敵です(´;ω;`)」など、悲しくも美しい結末に、たくさんのコメントが寄せられた。

認知症の場合、少しずつ遠い記憶も覚えておけなくなると言われているが、本作の夫は大切な遠い思い出は忘れなかったのだ…!

年始の巣ごもりタイムに、大事な人をもっと大切にしたくなる漫画「ウチの妻は忘れっぽい」をはじめ、ぱげらったさんのほかの作品もぜひ読んでみて!

画像提供:ぱげらった(@pageratta)