服についたタバコのにおいはドライヤーで取れる――

2019年1月26日ごろ、あるツイッターユーザーがこんな情報を投稿したところ、約2500件超のリツイートを獲得しました。簡単に洗えない服に、においがついた時に使えそうな方法ですが、果たして本当に効くのでしょうか?

以前から知られる方法

やり方は服にドライヤーの温風をあてたあとに、冷風をあてるだけ。この方法自体は以前から知られており、複数のサイトが取り上げています。タバコだけでなく、焼肉のにおいなどにも応用が利くといい、ツイッターでも、

「私は夜遊び帰りいつもドライヤーで匂い飛ばしてから寝てる」
「髪についた煙草の臭いを落とすにはドライヤーの風を当てるといいですよ。 臭いの元の粒子が飛ぶんです」

といった投稿が複数見られます。

本当に効くのか、編集部でも実際に試してみました。

タバコのにおいを服につけるため、シャツ・ジャケット・コートを持って喫煙所に行き、喫煙者の同僚に2本吸ってもらいました。喫煙所は非喫煙者の記者がマスクなしでは居られないほどの煙でした(苦行...)。

においの付き具合はシャツが強めで、編集部員(非喫煙者)も顔をしかめるほど。ジャケットはやや弱めで、コートはあまり変わらずといった具合でした。

さっそく家から持参したドライヤーをあててみました。調べた限りドライヤーをあてる時間は明確でなかったので、とりあえず温風・冷風の順にそれぞれ1分ほどあててみました。

結果は...

1分ずつの場合、においが薄くなったような気がしました。もう数分ドライヤーをあててみて、ほかの編集部員(非喫煙者)にも服のにおいをかいでもらったところ、シャツ・ジャケットは「薄くはなったけど若干においがする」「満員電車だとわかってしまうかも」との反応。「あまり分からない」と話す部員もいました。

においがつく状況や服の素材、ドライヤーの当て方にもよると思いますが、結果的ににおいは薄くなるようです。完全に脱臭できるとは限りませんが、どうしても困ったときにやってみる価値はありそうです。