未婚で妊娠、あなたならどうする？ 半数以上が「中絶する」 女性の本音とは
妊娠は結婚してからとは限りませんよね。妊娠をきっかけに結婚する、いわゆるできちゃった婚は有名です。では、もし妊娠しても相手はできちゃった婚すらする意志のない男性だった場合、お腹の子をどうしますか？ 気になる本音を女性たちに聞いてみました。
Q.結婚は無さそうな相手の子を今妊娠したら、どうしますか？ 以下から近い気持ちをお選びください。
産む……49.2％
中絶する……50.8％
50.8％の女性が「中絶する」と回答しました。まさに真っ二つといった感じですね。回答の理由を見てみましょう。
■産む派の意見1 「中絶なんて考えられない」
・「自分の子で、どんなに小さくとも命なので中絶はしないと思う」（23歳／マスコミ・広告／クリエイティブ職）
・「結婚が無いなら産みたくないと思うだろうけど、中絶する勇気がないと思う」（31歳／ソフトウェア／事務系専門職）
・「命を殺してしまうことは怖くてできない」（31歳／医療・福祉／専門職）
直接は見えないとはいえ、新しい生命です。そのまま出産して育てればひとりの人間として成長していくでしょう。そう考えると、産むしかないと感じる女性も多いようです。
■産む派の意見2 「せっかく授かったのだから」
・「きっかけだと思って！子どもを授かるのは奇跡だから」（30歳／医療・福祉／専門職）
・「今後妊娠できるかわからないから」（33歳／団体・公益法人・官公庁／その他）
・「子供は好きだし、せっかく授かったものなのだし、一人でも育てる気持ちで産む」（27歳／金融・証券／営業職）
赤ちゃんを妊娠するのはたしかに奇跡。「せっかくなので産みたい」「きっかけに思う」という声も寄せられました。ひとりで育てることは現実で考えると並大抵のことではありませんが、女性にとって新しい命はそれだけかけがえのないものなのかもしれません。
■中絶する派の意見1 「現実的にひとりでは育てられない」
・「1人で子育てする自信がないから。経済的にも精神的にも」（32歳／建設・土木／事務系専門職）
・「産んだ後苦労するのは自分なので。未婚の母は生きづらい世の中の制度ができているから」（28歳／機械・精密機器／技術職）
・「片親で育てるのはきついから」（33歳／その他／クリエイティブ職）
母子家庭にとって経済的な問題は常につきまとってきます。フルタイムで働いても子どもの保育園代が負担になってしまったり、そもそも保育園に入れられないために今の職を失う可能性もあります。みずからその道を選ばなくてもいいのでは、と考える人も多いです。
■中絶する派の意見2 将来を約束してくれる人の子どもを
・「子どもには何の罪もないし申し訳なさすぎるけど、将来を考えられない人の子どもは産めない」（28歳／医療・福祉／秘書・アシスタント職）
・「子どもを産むなら、父親になってくれる人の子どもがいいから」（32歳／学食品・飲料／事務系専門職）
・「結婚する気もない相手の子供を産むことなど考えられないから。誰も幸せにならなさそう」（31歳／生保・損保／営業職）
認知してくれない男性との子どもと、妻として大切にしてくれる男性との子どもなら、後者のほうが幸せに生きていけそうな気がしますよね。もちろん命に優劣はないのですが、そう考えてしまう女性の気持ちもよく分かります。
未婚での妊娠はしたくない人がほとんどだと思います。ですが、男性の意志によってはこのような選択を迫られてしまうこともありえない話ではありません。そんなときどうしますか？ もちろんそんな事態にならないようにするのが大事ですが、もしものときの話として考えておくと将来役に立つかもしれません。
（ファナティック）
※画像は本文と関係ありません
※『マイナビウーマン』にて2015年10月にWebアンケート。有効回答数189件（22歳〜34歳の働く女性）
