普段、何気なく使っている言葉ですが、周りの反応を気にしたことはありますか?

本当は聞いている男性がドン引きしている、なんて瞬間があっても、自分ではなかなか気が付きにくいのが日頃の言葉使いです。

特に、年齢を感じさせる「オバサン発言」は多くの男性から敬遠されがち。知らずに使い続けていると、いつの間にか人が離れていくこともあるので気をつけたいところです。

どんな発言がオバサン認定されてしまうのか、ご紹介します。

「最近の若い子は」など年下を軽く見る

「新人がミスをしたときとか、『最近の若い子は常識も知らない』なんて偉そうに言う姿に引く。自分だって入ったばっかりの頃はミスしまくりだったじゃん」(28歳/企画)

まず、多くの男性から聞かれるのがこちら。

相手が男性であれ女性であれ、年下というだけで先輩風を吹かせてしまう女性は、まず信頼を得られません。「すぐ関係に上下をつけたがる」と思う男性も多く、その姿に「オバサンだなぁ」と感じるのですね。

その人個人ではなく若さや年齢でくくってしまうのは、幼稚さを感じさせます。年下だからと軽く見る発言が、視野の狭さを思わせることを忘れずに。

「私ももうトシだし〜」と自虐ネタを言う

「会社の先輩が、書類の詰まった箱を頼まれたとき『私ももうトシだから』とほかの人に押し付けていた。残業もこれで逃げてるし、都合が良すぎるだろと思う」(30歳/出版)

2つ目がこちら。

都合が悪いときだけ年齢を持ち出したり、自虐ネタでその場を乗り切ろうとしたりする姿は、まさに「オバサン」。周囲には無責任に映ります。

男性が「私ももうトシだし〜」などの発言を嫌う理由はほかにもあり、それは「『そんなことないよ』と言ってほしいのがミエミエ」というもの。自分でネタにしておいて、周りが否定しなければ不機嫌になるなど、面倒くさいだけです。

ツッコミ待ちの自虐ネタは言わないのが吉。また、仕事の場では年齢を言い訳にして逃げるのは不快感を覚える人も多いので、くれぐれも気をつけましょう。

「アンタ」など乱暴な呼び方をする

「いくら同期で仲がよいとはいっても、『アンタ』呼ばわりされるとカチンとくる。後輩の目もあるし、親戚のおばちゃんみたいな呼び方は止めてほしい」(29歳/配送)

こちらもよく聞かれること。男性に向かって「アンタ」のように乱暴な言葉を使うのは、品がないと思われます。

距離が近い同僚など気が緩んでしまうときもありますが、「親しき仲にも礼儀あり」の言葉通り、会社なら一線引いた接し方を心がけるべき。

特に男性は、人前で恥をかかされることを嫌います。後輩や社外の人の前で女性から「アンタ」なんて呼ばれる自分は、みっともないと思うものです。

たとえ相手が年下であっても、声をかけるときはきちんと名前で呼ぶのがマナー。乱暴な言葉使いは、それだけ人を遠ざけると思いましょう。

「男ってほんと○○だよね〜」と決めつける

「『男ってほんとマザコンばかり』『これだから末っ子の男はダメよね』って簡単に言う女友達がいるんだけど、見る目がないのを相手のせいにしないでほしいと真剣に思います」(35歳/サービス)

そして、「オバサンくさいし、話す気がなくなる」として挙がったのがこちらの声。

「男って」と付くと、後にくるのはネガティブな内容が多くなりがち。ひとくくりにされて良い気分のする男性はいません。

女性にいろいろな性格の人がいるように、男性も個性的な人は多いし、生き方も人それぞれ。一角を切り取って「男ってこうだよね」と決めつける発言は、男性のプライドを悪い方向に刺激します。

「逆の立場で、『女っておごられて当然と思ってるよな』って言われたらどんな気分なんだろうと思う」という声がありますが、自分の価値観で男性すべてを判断するような発言は控えるのがベターです。

「オバサン」=「相手を尊重しない人」と思われる

男性が持つ「オバサン」のネガティブなイメージには、「図々しい」「なれなれしい」「おしゃべり」などがありますが、それらは相手を尊重しない姿から生まれます。

どんなに外見が良くても、自分のものさしでしか人の内面を見ることができなかったり、年齢や立場で相手を軽んじるような発言をしたりする女性は、それだけで「自己中心的な人だな」と思われる可能性大。仲良くする気にはなりません。

冗談のつもりで言ったことや、場の雰囲気を盛り上げたくて口にしたことが、知らないうちに男性をドン引きさせることもあります。相手を「いじる」ような場面でオバサン発言が出ることも多く、面と向かって「オバサンくさい」とは言えないだけに、微妙な反応になってしまうことも。

ズバズバとものを言える女性は確かにかっこいいですが、それは相手の受け取り方を考えられるからこそ。「無遠慮」は相手の気分を害すこともあると、忘れずにいましょう。

言葉にはその人の人柄が現れます。ネガティブなことは聞いている人がどんな気持ちになるかを考え、しっかりと言葉を選ぶのが社会人としてのマナーです。

「オバサン発言」の多い女性は、それだけでマイナスな印象を持たれます。悪気がなくても、相手に「話していても楽しくないな」と思われたら楽しいコミュニケーションも取れませんよね。

「何だか会話が続かない」という人は、上のような言葉を使っていないか、もう一度確認してみましょう。

使う言葉を改めるだけでも、印象はずっと良くなります。

今の発言、オバサンぽかった!?