【TDRトリビア】35年前のパスポートは約半額だった! ディズニーチケット価格の歴史と懐かしのチケット「ビッグ10」

2018年3月7日 6時30分

東京ディズニーランド、東京ディズニーシーのワンデーパスポートは2018年現在大人7,400円。

1983年の開園当初は3,900円でした。

35年間の歴史でパスポートがどう変わっていったのか、歴史を見ていきましょう。

懐かしい!?「ビッグ10」

35年前、1983年4月15日の東京ディズニーランド開園当時は、現在と同じタイプのパークを1日楽しめるチケット「パスポート」以外にも、「入園券」や「アトラクション券」、また入園券とアトラクション券がセットになったブックタイプの「ビッグ10」などのチケットがありました。

入園券は文字通り入園するだけのチケット。

ショーやパレードは見られますが、アトラクションに乗るには別途「アトラクション券」を購入する必要がありました。

アトラクションはそれぞれA,B,C,D,Eとランク付けされてされており、それぞれのチケットを使ってアトラクションが体験できました。

入園券とアトラクション券A～Eがセットになった「ビッグ10」は、開園当時3,700円。

ビッグ10にはA,Bチケットが1枚、Cチケットが2枚、D,Eチケットが3枚ついており、それぞれバランスよく使う必要がありました。

開園当時、Aチケットは100円でEチケットは400円。

アルファベットが大きくなるほど高額で、人気のアトラクションが割り当てられていました。

当時Eチケットはアメリカのディズニーランドでも採用されており、大型アトラクションの代名詞となっていました。

現在でも、大型コースターなどを「Eチケット級のアトラクション」と表現することがあります。

アメリカ最初の女性宇宙飛行士サリー・ライドさんが宇宙に行った時、スペースシャトル打ち上げの感想を聞かれて「Eチケットアトラクションのようだった」と答えたのは有名な逸話です。

2001年4月、東京ディズニーシーの開園を前にアトラクション券制度は廃止され、パスポートに統一されました。

入園券と全アトラクションのフリーパスがセットになった「パスポート」は1983年の開園当初は大人3,900円でした。

2018年現在は7,400円となったパスポートの価格がどのように変わっていったのか見ていきましょう。

1983年のパスポートは3,900円。

消費税制に伴うものも含めて、11回の値上げが行われました。

東京ディズニーシー開園当初の2001年は5,500円。

その後もアトラクションの増加などパークの体験価値向上とともに、パスポートの価格は上昇し、2018年現在は7,400円となりました。

パスポートの券面も、開園当時は縦長でしたが、バーコード付き、横長（名刺型）、QRコード付きと進化してきました。

2018年4月15日（日）からは、パスポートのデザインが35周年のデザインになります。

見るだけでパークでの思い出が蘇ってくる東京ディズニーリゾートのパスポート。

これからもたくさんの思い出が詰まったパスポートが出てくることでしょう。