道路に面した黄色い看板が目印

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スイーツにはいろいろな種類がありますが、中でも保存が利きやすいクッキーはお土産やプレゼントに人気がありますよね。実は札幌に、道産素材を使ったちょっとリッチな手作りクッキーを作っているお店があるんです。今回は全国で他に類を見ない、道産素材のソフトクッキー専門店「日曜日のクッキー。」をご紹介します。

濃厚な味わいのチョコレートクッキー「どや顔ガトーショコラ」(172円)

地下鉄東西線西18丁目駅から徒歩4分ほどの円山裏参道にあるこのお店。不思議な店名は「毎日が日曜日のような愛おしい日になるように」との思いから名付けられたそうです。店内にはクッキーの工房があり、店に入ったとたん、香ばしく甘い香りに包まれます。

同店のクッキーの特徴は商品名にも。まずこの「どや顔ガトーショコラ」はグランベリーとアーモンドをトッピングした濃厚な味わいのチョコレートクッキー。ふんわり柔らかい食感のクッキー地に、やや歯応えのあるチョコチップとコクのあるアーモンドの食感が、カリカリと楽しいアクセントになっています。

「早起きフレッシュ」は新鮮なミルクで作られたバターをたっぷり使ったシンプルなプレーンクッキー。口に入れると、緩やかな口溶けの中からバターの風味がふんわりと香ります。しっとりとした口当たりと優しい味わいが人気の、北海道の素材の魅力が詰まったクッキーです。

「ウソがつけないかぼちゃ」はクッキー生地にカボチャフレークを練り込み、カボチャの自然で優しい甘さを生かしたクッキー。カボチャの繊維質が生み出す、やや粘りけのある食感と素材の味を楽しむことができます。少し暖めるとホクホクとした食感が面白いですよ。

さみしがり屋のストロベリーはイチゴのつぶつぶ入りのストロベリージャムを生地に練り込んだ、ほのかな酸味がさわやかなクッキー。ジャムの自然なピンク色がかわいいですね。ほんのりと甘いホワイトチョコのトッピングが、イチゴの風味をふんわりと包み込む優しい味わいです。

小麦、バター、生クリームなどの北海道の素材を使い、隣接する工房ですべて手作りで仕上げている同店のクッキー。「仕事に追われてちょっと疲れたとき、私たちが作ったクッキーを食べて、癒やされて頂ければと思います」と、パティシエ・庄林さんは言います。

店内は白木と自然なアースカラーに包まれた暖かみのある空間。クッキーは1枚からの購入もできますが、8枚入りの「ギフトボックス」(1296円)や、3枚のクッキーを収納できる「日曜日の小さなトランク」(86円)も人気です。店内にはイートインスペースもあり、「シフォンケーキ」(648円)やドリンク各種(432円)も楽しめますよ。

日曜日のクッキー。 ■住所:札幌市中央区南1西21-1-23 ■電話:011・215・6881 ■時間:11:00〜19:00 ■休み:水曜 ■席数:10席(禁煙)(北海道ウォーカー・張山幹夫)