ヘンリー王子や俳優のエディ・レッドメイン、歌手のエド・シーランなど、「赤毛の人」といえばイギリスをイメージする人も多いのでは?

そんなイギリスから登場したのが、セクシーな赤毛男子たちで構成された、「レッドホット・ブリティッシュ・ボーイズ」カレンダー!

このカレンダーは写真家のトーマス・ナイツさんと、クリエイティブ・ディレクターのエリオット・J・フリーズさんが手がける「レッドホット(RED HOT)キャンペーン」の一環として制作されているもので、2018年版で第5弾となるそう。

美しい赤毛と、鍛え上げられた男性陣の肉体美に思わずうっとりしてしまう写真の連続だけど、実はこのプロジェクトの裏には深〜いテーマが。

日本人にはあまり知られていないけれど、欧米(特にイギリス)では、赤毛の人に対する差別や偏見が根強く残っており、「ジンジャー・ヘア」と揶揄されることがあるのだとか。その主な理由として挙げられているのが、まず赤毛の人口が少ない(=マイノリティである)、歴史上の書物で悪人が赤毛に設定されることが多かった、など。2014年に<BBC>が報じた、アイルランド国立大学 ユニバーシティ・カレッジ・コークが行った調査では、赤毛の男性の実に60.6%、赤毛の女性の47.3%が、「髪の色が原因で差別の対象になったことがある」と回答。

「レッドホット」はこういった文化的背景から、差別やいじめを撲滅するために、そして誰もが「そのままの自分を愛せるように」という思いを込めて立ち上げられたプロジェクト。カレンダー制作の他に、世界各地で写真展を開催するなどし、その売り上げはいじめ撲滅を目的とした慈善団体に寄付されているそう。

トーマスさんがプロジェクト支援サイト<Kick Starter>に記載した内容によると、2019年版ではさらに、「レッドホット・アメリカン・ボーイズ」や、「レッドホット・ジャーマン(ドイツ)・ボーイズ」などの制作も計画中とのこと。楽しみ♡

"赤毛はセクシー"という新しいイメージを打ち出すことで、世界をより良い場所に変えていきたい――そんな思いが詰まった「レッドホット」カレンダー。国際発送も行われているようなので、気になった人はぜひ公式サイトでチェックしてみて!