「とれとれ市場」のエントランス。大きな魚が目印になり、まるで水族館のよう

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県の西南を海に囲まれ、深い原生林が内陸部に広がる和歌山県。海あり、山ありの豊かな自然に恵まれた和歌山は、おいしいものの宝庫だ。絶品の魚介類はもちろん、おみやげにも喜ばれるお菓子やお酒などが一堂に集結した巨大マーケットがあると聞いて、早速駆け付けた!果たして和歌山の美味にどれだけ出合えるのか?

大人気のマグロ、くじら、しらすコーナー

JR紀勢本線白浜駅から車で5分、南紀白浜空港から10分のところに、その巨大マーケット「とれとれ市場」がある。ジャイアントパンダの家族などで有名な「アドベンチャーワールド」にも近いという好立地だ。敷地面積は15000坪。市場がある「とれとれパーク内」には、回転寿司店、白浜温泉源泉の露天風呂や岩盤浴、パンダ型のドームハウスなどをそろえていて、1日いても飽きないという人気スポットなのだ。

さて、市場のエントランスから中に入ると、真向かいに巨大水槽があり、クエなどの魚がイキイキと泳ぎ回る。マグロコーナーでは、一度も凍らせたことがない近海もののマグロを、その場で解体して切り売り。今すぐ食べたいという誘惑に駆られたら「とれとれ横丁」で各種丼モノ、お造りなどを食してもいい。漁協直営なので、鮮度は保証付き!

新鮮な魚介を堪能するのもいいが、自分用にも友達用にもみやげを買いたい。どうせなら和歌山らしい絶品&リーズナブルなモノがいい。そこで「とれとれ市場」のスタッフが自信をもってセレクトした限定のおみやげを紹介しよう。

■ 和歌山といえば梅!梅をかたどった絶品スイーツ「生梅まんじゅう」

和歌山の代表的特産品の梅をかたどったまんじゅう。「とれとれ市場」での限定品は5種類。なかでもカスタードとみかん味は、甘いものが苦手な人でもOKなさわやかな甘さで、もちもちとした食感がたまらない。カスタードはキュートなパンダがパッケージ。ちなみに市場内では、生梅まんじゅうの製造工程を見ることができる。

■ 天然果汁100%、みかんの味が凝縮「熊野の雫」

梅と同様、和歌山の名産品の2トップの一角といえば“みかん”。熊野の大地が育くんだみかんを絞った天然果汁100%のジュースは、なるほど、しっかりした酸味がある!余計な甘みがなくとてもナチュラルだ。みかんをそのまままるごと食べたようなフレッシュな味を堪能あれ。

■ 昔ながらの無添加、奇跡の醤油「魯山人醤油」

「魯山人倶楽部」プロデュースの“奇跡の醤油”。和歌山の湯浅は日本の醤油発祥の地であり、そこで蔵を構える湯浅醤油がこの醤油を作った。現在は5代目が昔ながらの木桶を使い、伝統の製法で醤油作りに励んでいる。「魯山人醤油」の材料は、北海道の自然農法による大豆、小麦、米、そして長崎五島列島の塩のみ。魯山人好みの関西系薄口醤油だが、たまりのような深い味わいで、一回使うと他の醤油が使えなくなるほど。2017年度の発売は2万3000本のみなので、欲しい方は早めにご購入を!

■ 女子ウケ度ナンバーワン!小包装なのでバラマキにもおすすめ「パンダの土曜日&日曜日」

「パンダの1週間シリーズ」のうち、人気の土曜日と日曜日をセレクト。どちらも「とれとれ市場」限定品。土曜日はオリジナルのクッキーで、日曜日はイチゴ味のクランチチョコレート。パンダの顔や足跡など、とにかくかわいいビジュアルが、おみやげとしても喜ばれること必至!

■ しっとりとさわやかな味「和歌山季節のオレンジ チーズケーキ」

「とれとれ市場」限定品。和歌山の太陽の恵みをいっぱいに受けて育ったオレンジから手間暇かけて丁寧に作られたピール(果皮を乾燥させたもの)と、濃厚なカマンベールチーズがコラボ。甘酸っぱくて芳醇な香りのオレンジピールの味が存分に味わえるチーズケーキだ。

■ なんと梅の王様“紀州南高梅”の果肉入り!「紀州のにごり梅酒」

梅王国和歌山を代表する品種、南高梅を使用した梅果肉入りのにごり酒。アルコール度数は12度と少々高めだが、とても飲みやすい。ピンクのキャップ、レトロでスタイリッシュなラベルも女子ウケ度大だ。

「とれとれ市場」の店内には、お菓子やお酒など、試食・試飲が可能なものが多く用意されているのもうれしいポイント!自分の舌で確かめて、バリエ豊富な和歌山の味をお持ち帰りしよう。【ウォーカープラス編集部】(東京ウォーカー(全国版)・取材・文=東野りか、水島彩恵)