知っているようで知らない、緑茶の美味しいいれ方

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 いつも飲み物としてコーヒーや紅茶を選んでいる人も、時には緑茶が恋しくなることってありませんか。また、緑茶好きの女性は多いことでしょう。でも、いざ緑茶でおもてなしをする機会があった際には、できるだけ美味しくいれたいですよね。そこで、緑茶の美味しいいれ方を紹介します。

 つぼ市製茶本舗会長だった谷本陽蔵さんの著書「緑茶入門おいしい飲み方」(保育社刊)によると、煎茶の場合、お湯の温度は80度くらいが最適なのだそう。あまりに熱いお湯で出し過ぎると、苦みが出てしまうので要注意。一度、お茶碗にお湯だけ入れて冷ますのがポイントだとか。

 そして、茶碗から急須に戻し、1〜2分ほど経ってからまた茶碗にお茶をいれれば、渋み、苦みのある中にも甘味のある、煎茶ならではの美味しい味わいが楽しめるそうですよ。

 ちなみに、冷緑茶をいれるのにも、ちょっとしたコツがあるのだそう。女優の岡田美里さんは、「一保堂 京都本店」で教わった、冷緑茶の美味しいいれ方を知っているのだそうです。

 岡田さんによると、まずは煎茶をいれるときと同じくらいの人数分のお茶っ葉を、透明のジャグなどの容器に入れます。そして、氷を少し入れてから水を注ぎます。ポイントは、常温より低い温度から抽出することなのだそう。最低20分から一晩かけて、ゆっくりお茶の成分を引き出します。こうして抽出すると、とくにアミノ酸の甘みと旨みが上手に引き出されて「なんともいえないサラリこっくりとした冷煎茶ができます」とのこと。

 秋冬でもさっぱりしたものが飲みたいときには、冷緑茶も試してみたいですね。