ダンスアーティスト・振付家の南村千里。フリーランス・ダンスアーティストとしてロンドンを拠点にアジア、アフリカ、欧米など20カ国40都市以上で活動する

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9月1日から11月までの3か月に渡って行われる「奈良県大芸術祭」。奈良県全域で開催される800以上のイベントのなかから、見逃せない注目のイベントをご紹介します。

今回は、11月5日(日)かしはら万葉ホールで行われる「フォーラム・NARA」第3回「障害のある人とない人の絆を強く」〜文化の力で新たな関係をつくる〜。

毎年、奈良文化に関わるテーマを取り上げ、実施してきたシンポジウム「フォーラム・NARA」。今年は「第32回国民文化祭・なら2017」「第17回全国障害者芸術・文化祭なら大会」の4つのテーマを切り口に全4回開催されています(第1・2回は終了)。

【出演】南村千里 (ダンスアーティスト・振付家)、鈴木京子 (ビッグ・アイ共働機構 国際障害者交流センター アーツ エグゼクティブ プロデューサー)

第3回は、聴覚障害を持ちながらもダンスアーティスト・振付家としてロンドンを拠点に世界各国で活躍している南村千里をメインスピーカーに迎えてのフォーラム。パフォーマーとして参加した2012年のロンドンパラリンピック開会式など、ロンドンでの活動についての基調公演のほか、障害の有無にかかわらず文化の力・表現の力で交流を深め、関係性を築いていくことについて、また、TOKYO2020とそれ以降の世界を見据えて考えるトークセッションが行われます。さらに、来場者参加型の「音楽を使わないムーブメントワークショップ」を実施。誰でも参加できる簡単な動きで、音に頼らずに身体と感覚を研ぎ澄ませることで見えてくる「多様性と調和」を体感します。

参加は事前申込制で「フォーラム・NARA」のHP上にある、専用フォームから応募が可能。1回の応募で2人まで申し込みが可能で、参加が可能な場合は、後日、入場証が郵送される。入場は無料で、定員になり次第募集が終了するのでお早めに。【関西ウォーカー編集部/惣元美由紀】