「GINZA SIX」。施設内中央の吹き抜けに設置された草間彌生のインスタレーションのほか、各所で国内外で著名なアーティストによるパブリックアートが楽しめることでも話題に

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17年4月に開業した「GINZA SIX」は、銀座エリア最大の商業施設。地下2階から6階、13階の一部に全241店が出店し、飲食や食物販だけでもその数なんと60店舗以上!その規模だけでなく、アーティストによるパブリックアートの展示や大人向けのワークショップなど、オープンして4ヶ月後の今も話題が絶えない。

「生ドライフルーツ5種ミックス」(5000円)。

なかでも今回は、地下2階の食物販に注目!都内発出店のほか、各店では手みやげにぴったりな同施設限定の品が展開されている。パッケージ買い必須のものから都内初出店の老舗和菓子店まで、とことんこだわり抜いた品々から特に人気の3品を厳選! 

■ 綾farm

日本初登場の「綾farm」は、の国産果実のみを使用した“生”ドライフルーツの専門店。素材のこだわりはもちろんのこと、特筆すべきはその食感と味わい。見た目は普通のドライフルーツながら、ぎゅっとジューシーな独特の食感と果実の甘みに、やみつきになる人が続出中だ。

その秘密は果汁のおいしさまで閉じ込めた独自の製法にあり。フレッシュな風味を損なわないよう、果物によって塾度を見極め作り方を変えているのだそう。30度の低温でじっくりと乾燥させることで、この独特の味わいが生まれるという。ドライフルーツに生の旨味を凝縮したような、今までにない感覚に誰もが驚くはず!

店頭には、イチゴや不知火、メロンなどカラフルな生ドライフルーツがずらり。ラインナップは常時6種類で、単品で購入することも可能だ。下で紹介しているのは、お好みのドライフルーツを5種選べる「生ドライフルーツ5種ミックス」(5000円)。上品なパッケージとキュートな生ドライフルーツは、女性のお土産に喜ばれそう。また店では女性客の中に男性もちらほら。栄養価の高さから生活のお供にチョイスする人も多いのだとか。

GINZA SIXでしか出合えないキュートな生ドライフルーツ。また、新たなドライフルーツの可能性を、ぜひ自らも体験してみては。

■ マーロウ GINZA SIX店

GINZA SIX開業にあたり、待望の都内初出店を果たした「葉山ビーカープリン マーロウ」。お店の始まりは、1984年創業の「カフェ&レストラン秋谷本店」のデザートとして提供していたプリンが評判になり、テイクアウトをスタートしたことから。その後葉山や逗子、横浜などに展開し、名物の耐熱ビーカー入りプリンを中心にさまざまな品をそろえている。

数ある中でも、GINZA SIX店ではここ限定の「ジャンドゥーヤ生チョコレート」(1500円)に注目!イタリア、ピエモンテ産のヘーゼルナッツプラリネペーストをふんだんに使った生チョコは、銀座らしいリッチな香りが特徴。とろんとしたベルギー産チョコに、ナッツの食感が心地いい一品だ。探偵小説の主人公、フィリップ・マーロウが描かれた陶器の入れ物も、品があり大人の手みやげにおすすめな理由のひとつ。

そしてもちろん、定番人気の耐熱ビーカー入りプリンも販売中。素材の味わいが濃厚なプリンは、北海道産牛乳に動物性飼料を使わずに育った鶏の卵を合わせたもの。食べる際は逆さにくり抜くと、プリンとソースがバランスよく絡み合う。

GINZA SIX店では美濃職人による本金&プラチナ陶器入りのもの(7000円)も限定販売しているので、こちらもぜひチェックしてみて(購入3日前までに要予約、在庫が無くなり次第終了)。

こだわりの品ながら、遊び心あるパッケージは大人の心を鷲掴みすること間違いなし。お土産に迷ったら、訪れてみてはいかがだろう。

■ ISHIYA GINZA

北海道の定番みやげ「白い恋人」で知られる石屋製菓が、「ISHIYA GINZA」として北海道外で初となる直営店をオープン!北海道限定の「白い恋人」は扱わず、新たなチャレンジとしてここ限定のスイーツ5種をそろえている。

同店は平日でも行列ができるほどの人気ぶりで、オープン早々フロア屈指の人気店に躍り出た。コンセプトは「銀座にいながらも北海道を感じられるお店」。カラフルなパッケージも“銀座の手みやげ”を意識して作られたといい、2箱3箱と買い求める客が多く見られる。

今回は北海道産の素材にこだわる限定スイーツたちから2つをピックアップ。ひとつめは「白い恋人」を思わせるラング・ド・シャシリーズ「Saqu LANGUE DE CHAT (サク ラング・ド・シャ)」(1296円〜)。全6種のフレーバーも北海道チーズや北海道ワイン、抹茶ミルク、ハイミルクなどとてもユニーク。真ん中にはそれぞれに合ったチョコレートがサンドされており、名前の通りサクッとした食感にどこかほっとする一品だ。

また見た目もかわいらしい「Pali PIE(パリ パイ)」(216円)も見逃せない。何層にも重ねたパイ生地に素材を閉じ込めたホワイトチョコがコーティングされており、北海道十勝産小豆の粒あんとカスタードの2種が並ぶ。

北海道が生んだ銀座の新名物。ぜひ一度手に取ってみて。【取材・文=金城和子】