ブラッド・ピット(Brad Pitt) photo : Getty Images

先月、気候変動対策のための国際的枠組み「パリ協定」からの離脱を発表したドナルド・トランプ大統領。多くのセレブたちが抗議の声をあげていたけれど、ブラッド・ピットも立て続けにコメディ番組に出演、コントで大統領を批判している。

今月初めに人気ケーブルテレビ局「コメディセントラル」のコメディ番組「The Jim Jefferies Show」に出演したブラッド。天気予報士に扮してコントを披露した。

番組の司会者ジム・ジェフリーズに「トランプ大統領がパリ協定から離脱することで世界は動揺しています。最後にもう一度この問題について話しましょう」と振られると、気象予報士ブラッドが登場。天気図を前に「この地域で気温が上がります。この地域でも上がります」と説明。ジェフリーズに「今後、つまり未来の予報はどうなりますか?」と聞かれると「未来はありません」とバッサリ!

 

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そして今週初めに番組にカムバック。再び天気予報士に扮して「二酸化炭素が私たちの星を住むことができない荒地にしています。でも人類の半分は信じていません」とコメント。さらにこの世の終末を天気図にしたらこうなるのでは? と思わせるような真っ赤な図を前に「神は人類の邪悪さを凄まじいものだと思い、『人間をこの星の表面から滅ぼしてしまおう』と言っています」。そして「だから日焼け止めを忘れないでね!」。


 

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これまでもハリケーンカトリーナの被害にあったニューオーリンズにエコな集合住宅の家を建てる計画を進めたりと、環境問題に熱心だったブラッド。これまで離婚騒ぎでゴタゴタしていたせいか、ドナルド・トランプ大統領の批判はしてこなかったけれど、大統領選ではヒラリー・クリントンを支持していた。プライベートも落ち着いてきた今、どのような批判メッセージを発信していくのか注目したい。

text : Yoko Nagasaka