2016年、多くの人々を魅了したパクチー料理が「今年の一皿」に選ばれた

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食を主要テーマにさまざまな調査・研究を行い、その成果や提言を広く発信するぐるなび総研は、2016年の日本の世相を反映し象徴する「今年の一皿」に「パクチー料理」を選定した。

【写真を見る】「伊勢志摩サミット」で、各国首脳に提供された「日本ワイン」。世界最大規模のワイン国際コンクールで受賞し、国内外から注目される

今回で3回目となる「今年の一皿」では、飲食店情報サイト「ぐるなび」にアクセスした月間5700万人の、ユーザーが検索したビックデータと、1448万人のぐるなび会員を対象としたアンケート結果から、今年話題となったキーワードを複数抽出。メディア関係者審査を経て、絞られた15のノミネートワードの中から選定される。

パクチーは、セリ科に分類される野菜の一種で、特有の味と強い香りが特徴の、主にアジア地域で好まれている食材だ。選定理由としては、かつてはエスニック料理における“薬味”だったが、業態を越えて近年“主役”に転じ、山盛りのパクチーサラダを始め、鍋、カクテル、スイーツ等、バリエーションも豊かになった。香りや味わいに魅了される消費者が激増し、愛好家を“パクチスト”と呼ぶ造語も生まれ、飲食店が相次いでメニューに導入した。など多数挙げられた。

準大賞には、5月に三重県で開催された「伊勢志摩サミット」で、各国首脳に提供された、国産ブドウのみを原料とし、日本国内で製造された果実酒「日本ワイン」。特別賞として、ごはんの上に薄切りの赤身ローストビーフをボリュームたっぷりに盛った丼で、話題となった「ローストビーフ丼」など、今年の飲食業界を賑わせた食品たちが選定された。

来年は一体どのような一皿が選ばれるのか今から楽しみだ。【ウォーカープラス編集部/コダマタイチ】