えぇ!? 仕事でありえないと思った言葉遣い8

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ビジネスシーンでは言葉遣いがとても重要視されます。間違った言葉遣いを直さないでいると、ビジネスマナーがなっていないと評価されてしまうこともあるでしょう。ビジネスにおける言葉遣いについて、社会人の女性に聞いてみました。

■同じ意味の言葉でも……

・「後輩に『了解です!』と言われたとき、了解は目上の人に使うのは正解じゃないのになと思った」(34歳/医療・福祉/専門職)

・「『お疲れ様』と『ご苦労様』の違い。目上の人に『ご苦労様』は間違っていること」(27歳/自動車関連/秘書・アシスタント職)

言っている内容は同じでも、相手の立場によって表現を変える必要があります。「了解です」ではなく「承知いたしました」、「ご苦労様です」ではなく「お疲れさまです」など、同じ意味でも受け取る印象はまったく違います。相手の立場を考えた言葉遣いを心がけたいですね。

■社内と社外は使い分けて

・「『〇〇課長はいらっしゃいません』など、身内に敬語を使う人」(31歳/学校・教育関連/専門職)

・「共通のお客様に対して、私の名前に様をつけてお客様にメールを送ってるのを見たとき」(31歳/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)

仕事は必ずしも社内でのみ行われるわけではありません。多くの場合は対外的な応対も必要になってきます。社外から見れば社内の序列などは関係のないこと。全員が「わが社」の認識を持って接することが大切ですね。

■流行りの敬語!?

・「社会人歴が長い人が、させて頂きます、と使っていたとき」(30歳/アパレル・繊維/事務系専門職)

・「先輩が取引先に『なるほどですね』を連呼していた」(27歳/その他/事務系専門職)

近年よく聞かれる言葉ですが、なんとなく違和感を覚える人も多いようです。こう言っておけばいいだろうという安心感から使ってしまうのかもしれませんが、このような言葉の多用は不自然な印象を与えます。「させて頂く症候群」にかからないよう気をつけたいですね。

■いつからか定着した謎の接客用語

・「飲食店などの、『〜になります』。他のものになってしまうのかと思ってしまう」(33歳/食品・飲料/技術職)

・「やっぱりお金をもらうときに『〜円から』という人。からはいらない」(33歳/その他/その他)

接客業などでよく聞かれる言葉ですが、日本語の表現としては間違っているという意見が多いようです。言葉は下手に作らずにシンプルに使った方が間違いを防げるのかもしれませんね。

ビジネスでの言葉遣いにはさまざまな指摘があるものの、一番問題なのは「丁寧な言葉なのに気持ちがこもっていない」(32歳/医療・福祉/専門職)ことかもしれません。決まり文句の様なビジネスマナーのテンプレートを繰り返すようではいい印象を与えることは難しいでしょう。言葉遣いに気を付けることは相手の気持ちを気遣うことにもつながります。社会人として正しい言葉遣いをマスターしたいものですね。

(ファナティック)

※画像はイメージです

※マイナビウーマン調べ(2016年5月にWebアンケート。有効回答数203件。25歳〜34歳の働く女性)