知らずに“マタハラ”してませんか? 「妊婦を傷つける言葉」3選

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妊娠中はつわりやホルモンバランスの変化などさまざまな影響から心も体も不安定。普段なら気にもとめない周囲のささいな一言に、とても深く傷つくことがありますよね。家庭で職場でプライベートで、妊娠中に言われて傷ついた言葉を聞いてみました。

■体形に関すること

・「デブ」(24歳/その他/その他)

・「相撲取りみたいって旦那に言われた」(39歳/その他/その他)

・「すごい太っていたので、ドラえもんやコニシキと言われたこと」(31歳/医療・福祉/専門職)

旦那さんに言われたという人も意外に多かった体形のこと。冗談のつもりでしょうが、妊婦にとってはもはやただの悪口です。旦那さん、気をつけて!

■赤ちゃんのこと

・「おなか小さいけど、ちゃんと育ってるの?」(38歳/その他/その他)

・「2人目も男の子とか残念やね〜」(26歳/その他/その他)

・「実母から五体満足な子を産まないとね、とか、障害がない子を産まないと、みたいなことを言われた。そんなの私の意志で決められないし、障害があっても愛そうって決めていたのに、とても傷つきました」(30歳/金融・証券/営業職)

言った人にとっては何気ないことでも、言われた側にしてみれば深く傷つくことってあるんですよね。特に赤ちゃんのこととなればなおさらです。誰よりもママが一番わかっているし気にかけていることだからこそ、まわりがとやかく言うことではありません。

■それってズバリ、マタハラです

・「妊娠は病気じゃないから」(38歳/医療・福祉/専門職)

・「この職場に妊婦居るのはおかしいと職場の上司に」(31歳/小売店/販売職・サービス系)

・「切迫で動けない時に、『妊娠って病気じゃないのに』」と言われた。つわりがひどくて起きられない時に、『起きることくらいできんの?』と言われた。(37歳/その他/その他)

・「母乳出るの?」(38歳/食品・飲料/その他)

・「出産したらいろいろ大変だと思うし、旦那さんの稼ぎもあるだろうから仕事辞めたら?育休を取ろうとしていた時に経理の人に言われたこと」(34歳/その他/その他)

・「優先席でもないがバスで座席に座っていたら。いきなり乗り込んで来た叔母さんが席変わりなさい!妊婦だからそんなに偉いの?と特に何も言ってないし目も合ってないのにいきなり目の前にきて言われたこと!」(25歳/通信/販売職・サービス系)

「妊娠は病気じゃない」という言葉は、本来「妊娠は病気じゃないから特効薬も何もない。だからこそ普段以上に十分気をつけて」という意味だそう。まったくちがう意味で使っている人がとても多いですよね。

■まとめ

妊婦の言い分、そうじゃない人の言い分など立場がちがえばあるのかもしれませんが、予想以上に嫌な言葉に耐えている妊婦さんが多くてびっくりしました。一部の身勝手な妊婦さんのイメージが先行しているんでしょうか。変に特別視する必要はないと思いますが、妊婦さんに優しい社会は人に優しい社会ということ。人に優しくありたいですよね。

マイナビウーマン調べ
調査日時:2016年5月24日〜5月27日
調査人数:405人(22歳〜39歳の女性)
※画像はイメージです

(フォルサ/錦織寿恵)