迫力のパフォーマンス!台東区立隅田公園で伝統の弓馬術が観覧できる「浅草流鏑馬」

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馬に乗って駆け抜けながら、的に向かって鏑矢(かぶらや)を射る「流鏑馬(やぶさめ)」。なかなか見る機会の少ない伝統的な馬術の技を、都内で観覧できるイベントが行われる。勇壮で迫力たっぷりのパフォーマンスを、目の前で体感しよう。

2016年4月16日(土)に、浅草の「隅田公園特設会場」で開催される「浅草流鏑馬」。江戸時代に正月行事として行われていたものを、昭和58(1983)年に観光行事として復活させたのが始まりとか。現在では、隅田川に沿って約300mの馬場が作られ、狩装束姿の武士が疾走する馬上から3ヵ所の的に矢を射る姿が人気を呼んでいる。

流鏑馬は13時から始まるけれど、混雑のため、入場規制を実施するそう。ゆっくりと間近で見たいのなら、事前に3月1日(火)に販売スタートをする「前売観覧券」(1席3000円、記念品付)を購入して有料観覧席を確保するのがおすすめ。

「前売観覧券には、流鏑馬で使う的板を小さくして、台東区の焼印を入れたオリジナルの記念品『縁起的(えんぎまと)』が付いています。ご希望の方は台東区観光課か浅草文化観光センターに直接来ていただくか、郵送でお申し込み下さい」と、観光課の伊東さん。

また、隅田公園の北のほうにある「山谷堀(さんやぼり)広場」では、11時から「草鹿(くさじし)」も行われる。こちらは立って、革でできたシカの形の的を射る行事で、観覧はすべて無料。

「鎌倉時代の装束を身に付けて弓道の伝統な型を披露する草鹿には、流鏑馬とはまた違った情緒があります。午前中に草鹿を見て、浅草周辺でランチを食べた後、13時から流鏑馬を観覧すれば、浅草を充分に楽しんでいただけるのでは」(同)


さらに、前売観覧券が販売される「浅草文化観光センター」では、3月2日(水)から22日(火)まで、7階で昨年の流鏑馬の様子を撮影した「弓道写真家 奥野浩次 第四回写真展[弓の情景展]浅草流鏑馬編」(入場無料)も開催中なので、併せてチェックして。

桜のピークが少し過ぎた頃に行われる「流鏑馬」。伝統のパフォーマンスとともに春の浅草を満喫して。

写真提供:台東区