「女子会」の定番メニューをバレンタイン風にしてみたら...?予定ナシ記者が「チョコソース」片手に挑んでみた

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バレンタインまであと少し! 街はすっかりムードたっぷり、スーパーもモールもどこもかしこもチョコで埋め尽くされています。女性のみなさん、気合入ってますか!

一方記者はあげる予定ももらう予定もない枯れっぷり。女子力の低下が危機的状況に陥っています。さすがにこれではいけない。しかし相手がいないのはどうにもならない。そこで「女子っぽい飲み会メニュー」を「バレンタイン仕様」にして食べることで女子力を上げていこう! という企画を立ててみました。

「女子会メニュー」×「チョコソース」

選んだメニューは「シーザーサラダ」「生ハム」「アボカド」の3つ。発想が貧困、安っぽいと言ってはいけません。女子飲みだったらこの3つは定番のはず。

「バレンタイン」仕様にする技はずばり「チョコソース」。パンケーキやアイスクリームにかけるアレです。女子会メニューにおしゃれにチョコソースかけたら、一気に女子力もあがりそう! というわけで実験開始です。

最初は「シーザーサラダ」。お弁当屋さんで買ってきたサラダをお皿に盛りつけ、たらーりチョコソースをかけていきます。なんだか彩度が一気に落ちた気がする......。ただ黒が入り混じる感じは、結構おしゃれでは? と自画自賛してみます。

ではいただきます! と勢いよくチョコのたっぷりかかったレタスを口に入れて、一瞬でちょっと後悔。これは正直合わないかも......。爽やかなレタスとドレッシングと甘いチョコソースの相性は絶望的と言ってもいいでしょう。かみしめるたびに甘いチョコソースが伝わってきて辛いです。

スイーツっぽい組み合わせだし、と一縷の望みをかけた玉子すらも、やっぱり微妙。考えてみるに一番の原因はやはりドレッシングで、この酸っぱさがチョコの甘みと合わず不協和音を奏でていたように思います。

オススメ度 ★

続いてチャレンジするのは「生ハム」。今回はコンビニの「生ハムロース」を使います。シーザーサラダの悪夢が尾を引く中、お皿に盛りつけチョコソースをたらたらり。うん、かなりおしゃれ、これは飲み屋に出てきてもおかしくなさそう。

おそるおそる口に入れると、生ハムのしょっぱさがガツンと来た後に、どろーりチョコソースの甘みが。これは意外とたっぷりかけてもいけるのでは? 勇気を出してチョコソースを追加し、もう一度口に運びます。

するとさっきよりはしょっぱさと甘みが入り混じったものの、やっぱり交じり合わない感じ。チョコソースが液体ですぐに消えるのに対し、生ハムは噛みしめれば噛みしめるほどしょっぱさが出てくるのでタイミングが合いにくいのかもしれません。あと甘すぎると合わない気がするので、80%以上カカオの苦めなチョコを生ハムで巻いたら、いいおつまみになりそうです。

オススメ度 ★★

そして最後は「アボカド」にチャレンジです。シーザーサラダの"悪夢"から「野菜とは合わないのでは」という疑念を抱きつつ、スーパーで買ってきた熟したアボカドを半分にカット、片方には切れ目を入れておきます。チョコソースをかけてみたものの全然おしゃれにならずに焦りますが、見た目より味、ということでひと口パクリ。

食べてみてびっくり、意外とナチュラル! アボカドが青臭さを出してしまうかも、と思っていたのですが、味はほぼ主張せず、なめらかで濃厚な食感だけが楽しめます。ムースよりもっと固い、なめらかなチョコケーキを食べている感じ。思わず追いチョコソースをたっぷりかけました。

後々調べてみると、バリ島には「アボカドチョコジュース」なるものがあるほどメジャーな組み合わせだとか。チョコレートケーキの材料に使う人もいるようです。案外いけるな......と思っている間に完食していました。今度はスイーツとしてこの組み合わせを試してみたいものです。

オススメ度 ★★★

とはいえ、どれも「このメニューにわざわざチョコソースをかける必要があったか?」と言われると、正直答えは......。意外な組み合わせがハマることもありますが、それぞれ美味しい食べ方があるのだから、素直に楽しみましょう。

変なことして余計に女子力を下げた記者は、ショコラの祭典「サロン・デュ・ショコラ」に行ってきた方にオフィシャル・ムックを借り、来年こそはちゃんとしたバレンタインを楽しもうと心に誓うのでした。おしまい。

※記事に使った食材はすべて完食しています